PC-PJ611

種別:液晶プロジェクター
液晶プロジェクターです。 プロジェクターというのは、スクリーンにビデオなどの映像を投影する装置です。 つまり、今はやりのホームシアターが構築されているわけです。
このプロジェクター。友人から譲り受けた年代もので、 性能は・・・
解像度 VGA(640×480)
画素数 不明
明るさ 1000ルクス
映像入力端子 VGA(D-SUB)
VGA(BNC)
ビデオ(コンポジット)
音声入力端子 ステレオ2系統
と、でかい図体のくせに、それほど凄いものではありません
画素数は不明ですが、解像度はVGAサイズ・・・って、 最低限の解像度があるだけですね。 まぁ、ビデオを映し出す分には十分ですが。
明るさは、1000ルクスですが・・・つ〜か、 ルクスって?
最近のプロジェクターは基本的に、 明るさはANSIルーメンで表すのが通例。 ルーメンというのは、光をたくさんの光の線で出来ていると考えて、 この線の数が多いと遠くまで明るく照らすことが出来るという考えの元に出てくる、 この光の線(光束)の数のことです。 んで、ANSIルーメンというと、 ルーメンだけで比較していると 画面の中央だけが明るくなったりということが分からないので、 画面を何ヶ所かに分けて、それぞれの光束の平均値を出したものです。 こうすることによって、プロジェクターの明るさの性能が より的確に分かります。
でも・・・ルクス?・・・ ルクスって言うのは、実際の明るさ。例えば、蛍光灯の近くは、 凄く明るいですよね?そういう時はルクスは大きくなります。 ですが、蛍光灯から10mも離れると暗いですよね。 こういう場合は、ルクスは小さくなります。 定義的には、「単位面積あたりの光束の数」 なのですが・・・
でも、どこの明るさなのぉ〜(;_;)
例えば、60インチ(面積が1平方メートル)の スクリーンに投影した際のスクリーンの明るさが1000ルクスなら、 1000ルーメン。 これなら、現行機種のミドルクラスの機種に引けを取らない性能です。

#NECに問い合わせたところ、40inch投影時に1100ルクスだそうで、計算上、おおよそ550ルーメンでした。

いや、それはどうでも良くて、肝心の性能です。
性能は悪くはないです。ただ、ビデオ信号を投影すると、画質がとても悪いです。 どれくらい悪いかというと、 ノンインターレース化がしょぼい。 ノンインターレース化って言うのは、簡単に言うと、 テレビは人間の目の錯覚を利用しているので、 きちんと画面を描画していないんだけど、 それをきちんとする処理のことです。 (あぁ・・・ぶっちゃけ過ぎ・・・) しょうがないので、XRGB-2って、 アップスキャンコンバーターにS信号を入力して、 VGA出力をプロジェクターに入力しています。

あ、もうひとつ、気になる点といえば、 どうやら、前の前のオーナー(友人も中古で購入)は きちんと使っていなかったみたいで、液晶にゴミが乗っている。 ゴミというか、多分カビ。そのせいで、画面がドット落ちしているような感じがします。
しょうがないので、この間分解して、掃除しました。 でも、液晶モジュールを取り出せなかったので、 コアのモジュールの小さな穴から、液晶モジュールに向かって、 エアーを吹き付けただけだけど、これで結構綺麗になった。

そんなこんなな、プロジェクターですが、 性能的には家庭で使いには必要十分なので、 大きさに目をつぶれば、結構いい感じです。
でもね。お金があったら、 現行の入門機を買ったほうが、絶対に性能がいいはず。 世の中そんなもんです。
というわけで、評価は×。 4〜5万で買えるなら、買っても良いかもしれないけど、 安物買いの銭失いになります。ハイ。