問い合わせが来たので、せっかくだから書いておく。

問い合わせが来たと言うことは、
MU80の、あの時代の専門的なマニュアルが分からないと言うことなので、
まずは工場出荷状態にしてから、ステップバイステップで書きます。

工場出荷状態にする

1, [UTIL]ボタンを押して[VALUE]ボタンでINITIALを選んで[ENTER]を押す。
2, [VALUE]ボタンでFACTSETを選んで[ENTER]を押す。
3, 良いですか?と英語で聞かれるので[ENTER]を押す。
4, [EXIT]を2回押してPLAYモードに戻る。

マイクとヘッドホンをMU80に繋ぐ

5, MU80のフロントパネル左方にあるつまみを上下共に左に回しきる。
→音響機器の基本。接続ノイズで機器が壊れないようにする対策。
6, A/D INPUT端子にマイクを接続
→マイク電源は供給されてないので、コンデンサーマイクは動きません。
7, PHONE端子にヘッドホンかスピーカーを接続
→背面の出力端子でも良いけど。

A/D 入力モードをMICにする

というか、工場出荷状態にしているならばMICモードになっている。
ただし、A1/A2入力は使用しない(OFF)という設定がされているので、これをONにする。

8, [PART(-)]を1回押すと、液晶左下は「A2 OFF」という表示になる
→MU80はA/D入力2系統、内蔵音源32系統あるので、どの系統(PART)を操作するかの指定。
→A2というのは、A/D入力2のこと。
→このとき、液晶画面右上にも「OFF」と書いてあり、A2の入力をしてないという意味の表示である。
9, その右にマイクの絵があり、上に「▼」が小さく点滅しているはず。
→ちょうど、液晶外側パネルに「PGM#」と書いてある場所の上の方。
→他の場所に▼が点滅していたら[SELECT]ボタンで移動させる。
10, [VALUE(+)]を1回押す。
→液晶画面右上に「MIC」と表示される。

音が出ることの確認

この状態で、マイクから入った音が、ヘッドホンやスピーカーに流れるかを確認します。

11, A/D INPUTのつまみを右に回して最大にする。
12, この状態でマイクに喋ると、液晶中央左側のA2の上にバーが伸びるはず。
→伸びなければ、マイクが音を拾ってない。
→そのときは[PART(-)]を1回押して、「A1」に切り替えてA/D 入力1でも9~12を試してみる。
→それでも駄目ならば、マイクかMU80が壊れている。
13, 問題なければ、主電源のつまみを右に回しながら、
  マイクにしゃべりかけたりして、その音がヘッドホンやスピーカーに流れるかを確認します。
→これで問題あるならば、MU80かヘッドホンが壊れている。

最後に

ただ、例のWiiUの為の設定は、このほかに、
・MU80のA1/A2の2系統あるA/D INPUTの一方を使う。例えばA1。
・Variationイフェクトの動作モードをインサーションイフェクトにする。
・A1のバリエーションイフェクトSendをON。その他のイフェクトSendは0。
・インサーションイフェクトの種類をトレモロにする。
・トレモロイフェクトの各種パラメーターの操作
・ドライ/ウエット設定を、ウエット100%にする。
といった操作を、PLAY操作モードとEFFECT操作モードで、
PART/SELECT/VALUE/ENTERの各キーを駆使して操作しないといけないので、
チャレンジャーの方はマニュアルを通読することをオススメします。

個人的には、正直、昨今のイフェクター付きのミキサーとか、
むしろ、イフェクターそのものを買った方が手っ取り早いと思います・・・


ちなみに、MU80のイフェクトについての詳細は以下の本がオススメです:

もう一つ言っちゃうと、こんなことしなくても、
WiiUのカラオケは、ありえないぐらい声を震わせて歌って、
2回目の採点が終わったところで、演奏を止めれば割と高得点になります・・・
自分はこの技は封印していますが。