HM-DR10000
種類:D-VHSデッキD-VHSのデッキです。 普通のビデオは映像や音声の信号は、アナログで保存されていますが、D-VHSはデジタルです. DVとかもデジタル保存ですがDVと違うのはD-VHSはMPEG-2で保存されること。画質に関してDVとどちらが良いかは、比べたことがないので分かりませんが、S-VHSよりは画質が言いです。 まぁ、MPEGの画質はビットレートの左右されますが・・・ でも、D-VHSは少なくとも、標準画質では、DVDのビットレートを超えます。それでも、動き予測などの精度で、どちらの画質が良いかは微妙なところ。 また、MPEGの宿命で、コマ送りができないとか、ミクロな編集ができないとかの問題点はあるにせよ、通常のエアーチェックには事足りません。(エアーチェックって言葉最近聞かないなぁ〜) ただ、ランニングコストはちょっと高いような気がします。というのも、テープの単価が高いのです。しかしながら、録画時間を考えたら、それほどテープの値段は高くありません。通常のスタンダードなビデオテープ2時間撮りの底値の平均が大体148円ですよね。D-VHSのビデオテープは6時間テープがおおよそ900円。2時間あたり300円です。つまり、倍の値段がしますが、スタンダードテープは画質が悪い上に、すぐに劣化します。この150円あまりの差は、画質を買うという意味で、それほど高いと思ってはいけない部分ではないでしょうか。 どうしても、テープの単価が気になる人は、S-VHSのテープを買いましょう。というのも、ビデオカセットを見てみると、ある2箇所に ・穴がないのは、スタンダードかハイグレードのテープ ・穴が1つあるのは、S-VHSのテープ ・穴が2つあるのは、D-VHSのテープ という区分けがあるかです.。もちろん、テープの製造プロセスも違うのですが、S-VHSのテープに穴をあけて、D-VHS録画しても、大丈夫なことが多いようです。 でも、ビデオカセットに穴を空けたくない人は、S-VHSをデッキに入れたら、おもむろに[D-VHS]ボタンを押すと、なんと、SテープにD-VHS録画ができてしまいます。言うなれば、「D-VHS-ET」ですかね。 これで、ランニングコストを気にせずに録画が楽しめます。 あと、便利なのが、このデッキは出力端子は2系統ですが、入力は3系統あります。DV端子や、デコーダー入力を入れるともっとありますが、とりあえず、3系統。これだけあれば、不便は感じません。 あと、このデッキは、DVからダビングができたりもします。 とっても、便利な、この機械ですが、自分では、ただ2点だけ不便な点があります。 ひとつが、コピーガードされたビデオやDVDからは録画できないこと。当然なのですが、でも、自分みたいに、DVDとかの取り扱いが雑で、すぐに傷つけるような人は、テープに記録してテープから見たいところです。でも、コピーはできません。たとえ、自分のようなバックアップ目的でもです。解決法はあるんですけどね。たとえば、DVDなら、コピーガード信号を出さないデッキを使うとか・・・ もうひとつ不便な点は、DV端子から出てくるMPEG2の信号が使い道がないこと。DV端子なんだから、MPEGは関係ないと思われる方が居るかもしれませんが、DV端子は、DVでよく使われるからDV端子と呼ばれているだけで、正式な規格名を、IEEE1394と言い、別名、i.Linkとか、FireWireとか、呼ばれている、デジタル機器の相互接続端子の規格です。 この機種のDV端子にはMPEGの出力機能があるのですが、それを受け取る相手先は、おなじ、D-VHSのデッキだけと言う問題です。 最近になって、パソコンでDV端子経由でMPEGを入力できるようになったようですが・・・こまったことに、この機種だけ、対応していません。いろんなサイトで調べてみた結果、この機種の吐き出すMPEGストリームが他の機種より不安定なのだそうだ。あ〜あ。 というわけで、評価は○。別にキャプチャーしたりしなければ、性能は、十分過ぎる。というか、これ以上何を望めと? |