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「運命の2時46分発 駅で交差した「生と死」 JR仙石線野蒜駅」msn産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110501/dst11050120060023-n1.htm
震災の日、 上り列車は内規に従って避難。 下り列車は乗客の助言で、内規に反して車内待機。 その結果、後者は無事であったという。
でも、実際問題としては、内規というのは、考える時間のあるときに しっかりと考えて作られている物なので、多くの場合正しい。 それを無視してでも、被害が少なくなるという判断が極限の中でできた乗客・乗務員は凄いと思う。 内規に反して、被害を拡大させてしまうと、非難の的になるので判断は難しいだろうし。
また、この内規に反した事、反しなかったことは、 ぜひ、研究をして、内規の改正などの対応をするべきかの判断をして欲しい。
というのも、この記事を見て真っ先に思い出したのが、 「寝台特急日本海北陸トンネル列車火災事故」と 「急行きたぐに北陸トンネル火災事故」。
前者、特急日本海は、北陸トンネル内で車両火災を起こした。 内規に従えば、トンネル内だろうとただちに停車して消火活動をするのがルール。 しかし、乗務員はトンネル内の停車は危険と判断し、 内規に反してトンネルの外に出て停車し消火活動をした。 その結果、大きな被害は出なかったが、乗務員は内規違反で処分された。
その3年後、後者の「急行きたぐに」もまた、北陸トンネル内で車両火災を起こした。 この時の乗務員は、内規に従って停車して消火活動をした。 消火が出来ず、延焼により車両を動かすことも出来なくなり多くの人命が失われた。
これは、前者の、特急日本海の乗務員が処分された件があるため、 後者の急行きたぐにの乗務員はその場で停車する以外の判断は出来なかったとも言われている。
これは、内規に反したことを、 反した結果、内規に従うよりもよりよい結果に得られたかの研究もされずに、 その反した事実で乗務員を処分するだけで終わりにして 全く、その貴重な経験を生かさなかったという、失敗情報の好例。
ちなみに、件の処分された乗務員は、「急行きたぐに」の事故の後、 処分を取り消されて名誉が回復されていることも、ここに書いておく。
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22:04, Saturday, May 07, 2011 ¦ 固定リンク
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