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2008/5/17追記: やっと、PC用に地デジチューナーが発売されるそうで、 ここのところ、このページへのリンクが増えていますが、 あくまでも、 「記載当時のダビング10の情報を元に出来ること・出来ないことを考察」した記事です。 ですので、実際にどのような仕様の製品が発売されているかは、 また別問題ですので、予めご了承ください。
さて、続きだ。 間が開いたから、今までの話の2倍で、一気に最後までお送りします・・・
前回のあらすじ書くのは飽きたので、 <前略> ということで。
まず、地デジの番組をHDRで録画をしたとしよう。
これを、iPodにこの番組をコピーするにはHDRが ・iPodの動画形式に変換できる機能 ・iPodへの動画の転送機能 の2つを持っていれば、 問題なくiPodに番組をコピーすることが出来るんだ。
別の言い方をすると、最初の録画から1世代で携帯プレーヤーに動画を転送するには、 HDR→携帯プレーヤー というように、直接動画を転送する機能をHDRが持っている必要があるわけだ。
じゃあ、持っていたiPodが古くなったから、 新しく別の携帯プレーヤーを買ったとしよう。
今まで持っていたHDRには、 その新しいプレーヤー用に動画形式を変換する機能や、 新しいプレーヤーに動画を転送機能は有るのだろうか? 無ければ、その新しいプレーヤーに合わせて、 HDRを買い換えないといけなくなるだろうね。
買い換えるにしても、自分の持っている携帯プレーヤーに 対応したHDRはどれぐらいあるんだろうね? 有名なメーカーの物じゃない限り、 なかなか、対応HDRを探すのは大変なんじゃないかな?
ところが、もし、数世代に渡ってコピーできればこの問題は簡単に解決できる。 話を簡単にしてパソコンでテレビの録画をしたとしたら、 パソコン→パソコン(形式変換)→携帯プレーヤー となるから、最初の録画を親とすると、パソコン(形式変換)が子、 んで、携帯プレーヤーの孫コピーまで出来れば何とかなるわけだ。
んで、パソコンが、どうやってその携帯プレーヤーに対応するかだけど、 これは、わざわざパソコンの発売元に依頼する必要もなく、 パソコンで普及しているOSといったら、数えるほどしかないから、 携帯プレーヤーの会社はそれらのOS用に、 ・動画変換ソフト ・転送用のソフト(とケーブル) を自社で作っちゃって、携帯プレーヤーに添付して売っちゃえばいい。
今でも、携帯電話を含めた携帯プレーヤーはそういう販売形態だしね。
もし、パソコンじゃなくて、HDRに録画してしまっても、 HDR→DVD-RAM等→パソコン→パソコン(形式変換)→携帯端末 と、DVD-RAMが子・・・携帯端末が玄孫となるわけで、 少なくとも、ここまでの世代間の移動が出来れば何とかなるわけだ。
ちなみに、パソコンでのデジタル放送の録画だけれど、 実は、色々と難しい問題がある。 もちろん、技術的には可能なんだけれど、いろいろな権利が絡み合って、 一部のメーカー製コンピューターでしか、 地デジの録画の認可が下りてないのが現状なんだ。
なので、そのような状態が続く限り、 上に書いたように、玄孫コピーまでは何とかして欲しいところだね。
とまあ、駆け足で話を進めたけど、 ここまではデジタル録画についてだけの話で進めてきた。
でも実は、ダビング10の採用ではもう一つの規制緩和がある ・アナログコピーは無制限 だ。 つまり、デジタルはだめだけど、アナログならOKにしましょうというわけだ。 画質にこだわらなければ、これでも良いんだけど、 実際問題、わざわざデジタルで受信した番組を、 一端アナログに変換して、再度デジタル変換して録画するHDRって出るのかな?
もし、そんなHDRが発売されないならば(たぶん、発売されないと思うけど) アナログで地デジの録画をしたければ、 地デジチューナーのアナログ出力をHDRの外部入力に繋いで 録画するしかないだろうね。 もちろん、地デジチューナー+現行のアナログのHDRや、 ビデオデッキという手もあるけどね。 でも、使ったことがある人なら分かるけど、 1番組を録画するのに、チューナーとHDRの両方を操作しないといけないのは、 結構大変なんだよね。
これら以外にも、色々問題点が指摘されているけれど、 全部書くのは大変だから、この辺でダビング10の問題点の話は一端終わりにしたいと思う。
ただ、これは消費者側の立場で話をしているけど、 あんまり一方的な話は自分は好きじゃないので、権利者側の話も簡単に書いておこう。
なお、こっちも、権利者側のすべての意見じゃなくて、 ごく一部だって事に注意をしてね。
んで、権利者側の意見はどうかというと、 そもそも、著作権法が成立した頃は、 一般家庭での私的複製がこれほどまでに簡単にできる状況ではなく、 それだけでも、想定外だというのが、権利者側の言い分だ。
実際、ビデオデッキが家電として販売された頃には既に、 著作物のコピーに関して権利者は問題にしたらしいんだ。 結局、ダビングには時間がかかるし、録画を重ねると画質が落ちるし、 そもそも、当時のビデオの普及率はそれほど高くなかったから、 あまり目くじらは立てなかったらしけどね。 #さすがに、デジタルコンテンツが普及した頃には #著作権法が改正されて、私的録音録画補償金が出来たわけだけど。
なので、権利者の意見としては、大筋として、 現在根付いている家庭内で録画は認めるにしても、 できれば、録画した機器から外部への持ち出しが出来ないようにして欲しいわけだ。 でも、それだと今以上に厳しいから、 現状維持のコピーワンスのままにして欲しいというのが物な主張の1つなんだ。
そんな、2つの意見の対立の中で出てきたダビング10。 権利者からは、10回もコピーできるから面白くないし、 消費者からは、10回も子コピーはしないし、むしろ世代管理のほうが重要なのに切り捨てられて面白くない。 どちらからも嫌われちゃって、ほんと、困ったちゃんだと自分は思う。
ならばということで、工業団体は折衷案として、 DRM(Digital Rights Management)での、 著作権管理を提案していたりしたんだけれど、採用されていなかったり。 でも、その話をし出したら、また長くなるので割愛する。
さて、今回の話は、ダビングの回数と世代の話だったけれど、 その他に、私的録音録画補償金の話とか、 著作権コントロール技術の話とか、 諸外国での対応の話とか、 アナログ信号の解像度を落とす話とか、 コンテンツの値段の話とか、 色々な話が絡んでくる話の上、 それぞれにまた厄介な話が絡んできていたりして、 一筋縄には行かない話だと言うことも覚えておこう。
ん〜なんか、とりとめもなく書いていたら、 まとめづらくなってきたけど、強引にまとめに入ってみようか。
地デジの本格普及を前に、最終的にどうなるかは分からないけど、 権利者の気持ちも分からなくはないが、 それでもなお、自分一個人としてはダビング10は受け入れがたい。 といったところ。
そもそも、こういう状況になったのは、双方が有る意味で賢くないからで、 自分が直接利益を受けるための意見を出しているだけなんだよね。 相手に対しての利益を正当に判断できるという点も含めて、 消費者も、権利者も、その他関連団体も賢くならないといけないと思う。
また、賢くといえば、周辺技術や各種の影響を考えずに、 「コピーが1回から10回に増えた」という情報だけで満足するような、 消費者には成らないように自分も頑張らないとなと思うわけです。 #もちろん、それらの周辺情報を知った上で満足するのも有りだと思う。
もっとも、現実問題として折衷案を最初から出すと、 そこから議論がスタートしちゃって圧倒的に不利になるので ↑のまとめは、理想であって、難しい話でもあるんだけどね。
たとえば、「消費者は無制限のコピーを求めてるわけではない」とかの、 周辺技術を無視して、最初から折衷案を出しちゃうような状況は困っちゃうわけです。
以上、長々とおつきあいありがとうございました。
この内容が立場によっては全然違う意見になるのも分かっているので、 すべて正しいとは言わないけれど、 ダウンロード違法化、著作権侵害の非親告罪化など、 著作権についての転換期を迎えている現状、 みなさんの、考えるきっかけになってくれればと思います・・・
ふぅ・・・つかれた・・・
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00:02, Sunday, Nov 18, 2007 ¦ 固定リンク
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■コメント
r-ニi⌒i | | ||.| | |回| ノ\ | | \ \|○| \ノ ̄`し
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名前: ・・・ ¦ 18:00, Monday, Nov 19, 2007 ×
>・・・さま 99%の確率で某Mさんだと思うけど、まぁいいや。 凡は、もう少し安全性が見えてきたら試したいけど、 色々と、真っ黒に近・・・すぎる灰色だから、今は静観。 |
名前: NiSi@管理人 ¦ 22:18, Monday, Nov 19, 2007 ×
名前: ・・・ ¦ 14:54, Tuesday, Nov 20, 2007 ×
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