MainPage 〜きまぐれ ぷろぐらま語録〜
 

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https://kerokero.org/wp/




プリンタの選び方〜その1〜(※長文注意)
昨日プリンタが壊れたので、早速、プリンタの交換の検討を始めました。

プリンタについては、以前書きかけたけど、
今回は、改めて自分のプリンタの選び方を書き連ねていく事にする。


まず、今回壊れたプリンタの基本性能を見てみましょう。
方式:ピエゾジェット方式
解像度:5760x1440dpi
インク:独立型6色(C/M/Y/LC/LM/K)
サイズ:A4
特殊印刷:CD/DVDレーベル印刷&縁なし印刷
といった感じです。
少なくとも画質に関してはこれに劣る物を選びたくないです。

と言うわけで、自分のプリンターの選び方について
一つ一つ説明していきます。

解像度


まず、プリンターの性能と言えば解像度です。
1インチあたりどれだけ細かく点を打てるか?
という至極分かりやすい指標です。

これだけで選択すると、
キャノンやHPが9600x2400dpiというなかなか高解像度のプリンタを出しています。

それに引き替えエプソンは5760x1440dpiが最高。

微妙…と言いたいところだけど、これだけで比較したら、エプソンがかわいそうです。
と言うわけで次を見てみましょう。

色数


次に見るべき項目は、色数です。
色については難しい話が続くので順番に見ていきましょう。

色の三原色


通常の印刷物は、シアン・マゼンダ・イエローの3色を
混合することで印刷しています。
たとえば、シアンとイエローを混ぜると緑色になります。

で、この3色で再現できる色数は、「印刷しない」という白を含めて、
2の3乗=8色となります。


色数と、解像度の関係


え?8色って、プリンターはもっといろんな色が出ているよ!
と言う人もいると思いますが、

プリンタのインクは絵の具と違ってプリンタのインクは、
原則として薄めることができません。
そのため、「シアン少しと、イエロー少しを混ぜて明るい緑色」みたいな混色はできません。
なので、単純にさっきの3色の組み合わせである8種類の色しか作れないのです。

そこで、登場するのがさっきの解像度です。
プリンタの解像度は、単位長さあたりの点の数で表されますが、
[シアンと黄色で作った緑]と[何も印刷しない=紙の色=白]とが
交互になるように印刷すれば、見かけ上、明るい緑を印刷したことになります。



こうやって、プリンタは様々な色を再現しているわけです。
なので、解像度と色数は結構密接な関係にあります。

ちなみに、インクを薄めることができるプリンタという物も存在しますが、
今回はインクジェットプリンタの話なので、その辺の話は割愛まします。

CMYKのKって?


ところで、CMYの3色をすべて混ぜると、黒に近づきますが、
実際には暗い茶色になってしまいます。
そこで、完全な黒が必要な場所では専用の黒インクを印刷します。

このCMYに黒を加えたCMYKの4色印刷が一般的なプリンタの最低色数になります。
※雑誌の印刷だと2色刷りとか特色印刷とかあるけどその辺の話はパス。

ちなみに、黒インクは本来、
輪郭などを描くためのインクとして追加された物なので、KeyPlateのKです。
KuroのKとか、BlackのKではないです。念のため。

5色以上の印刷


「なるほど、CMYKがあればそれなりにフルカラーの印刷ができるんだ」
うん、その通り。でもね・・・

さっき解像度の話をした通り、インクを薄めたりできるプリンタじゃない限り、
擬似的に見かけ上でインクを薄めて使うことになる。
これが、時には困った事態になる。

たとえば、くすんだ黄色を再現するために、
[黄色]と[黒]とを2対1の割合で、組み合わせて色を作ると、
色の明るさが違いすぎるので、
黄色の印刷の中に黒い点があることがはっきりと分かってしまう。


これを抑えるために、薄い黒(つまりグレー)や、
薄いシアンなどの中間色をインクとして用意しておいて、
隣接する色のコントラストが大きく変化しないようにしているんだ。

これで、印刷したあとのつぶつぶ感をなくすことができるだね。

と言ったところで、記事が100行になった。
続きは後日。
00:00, Tuesday, Jun 30, 2009 ¦ 固定リンク ¦ 携帯


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