MainPage 〜きまぐれ ぷろぐらま語録〜
 

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新Blogは次のURLです。
https://kerokero.org/wp/




プリンタの選び方〜その2〜(※長文注意)
プリンタの買い方講座の続き。

続・色数


で、前回までの話を理解できれば、単純に解像度が高いだけでもNGで、
色数も考慮に入れなければならないのが分かったと思う。

だったら、頭のいい人なら、
「単位面積あたりのドット数と、インクの色数から、大体の絶対的な評価ができるんじゃないか?」
と思う人もいると思う。

これは、半分は正解。

確かに、1440dpiの3色インク(=8color per pixel(cpp))と、720dpiの4色インク(=16cpp)では性能が似てくるかもしれない。
(計算は適当。たぶん、単位面積あたりのドット数で ディザ再現可能な色数を計算しないといけないけど、 今回の話の本質じゃないのであくまで例。)

でも、その4色インクの4色目が透明インクだったらどうだろう?
実質、印刷に使っているのは3色だから、前者の方が綺麗だろうね。

そんなのあるの?と聞かれそうだけど、エプソンの顔料8色インクの機種の1色は、
顔料インクのとある問題点を解決するための透明インクだ。

また、インクジェットではないんだけど、アルプスのMDシリーズのプリンターの場合は、
「黒い紙にも綺麗に印刷するための、下地用白インク」なんてのもある。
アルプスのプリンターはエプソンの例のように「光沢を出すための透明インク」とか、
年賀状に使えそうな「金色インク」とかおもしろいインクがある、かなり特殊なプリンタだけどね。

話が脱線した。

でもこう言う特殊なインクじゃなくても、注意しないといけない場合がある。
たとえば、キャノンの6色インクは、
1色はモノクロ印刷用の顔料黒、残り5色は、カラー印刷用の黒/グレー/C/M/Yだ。
「6色インク」って言ってもカラー印刷には実質5色って事になる。

この例のように、単純に色数だけじゃなく、色の種類にも目を向ける必要があるからややこしい。

続・続・色数


さらに頭を悩ませるのは次のような印刷だ。
これは4つの点に、インクを滴下した部分を拡大した場合の模式図なんだけど、


これは、4つの点に、それぞれ1つずつの点を描いているけど、点の大きさが違う。

さて、ここで少しおさらいだ。プリンタの解像度というのは、
「隣の点までの間隔がどれぐらいか?」を表していて、
「点の大きさ」を表しているわけではないんだ。

なので、色数と解像度は密接な関係があるんだけど
最近のプリンタは、点の大きさを変えて擬似的に薄い色を演出できるようになっている。
それが最近はやりの1plインクとか言われている物だね。

この指標も分からないと、正確に機種間の違いを比較するのは難しいだろうね。

もう、ここまでくると、何が何だか分からなくなってくるね。

忘れちゃいけないインクの種類


さて、解像度と色数でプリンタの性能を語ってきたけど、
まだ、プリンタ選びに欠かせない要素がある。

そう、紙の大きさと、プリンタの大きさ、印刷速度、値段だ・・・ってこれは説明するまでもないか。
普通の人はA4か、はがきサイズが印刷できれば十分だろうし、
プリンタのサイズも、家のパソコンのそばに置けるサイズを選ぶと思う。
印刷速度は、正直、綺麗な印刷をし始めたらいくらでも遅くなるので、
よほど画質なんて二の次という人じゃなければ、早さで選ぶのはあまり意味がない。
値段についても、予算内で良いプリンタをどう見極めるかという話なので、今回の話のメインではないしね。

というわけで、ここでは、もう1点、一般の人には分かり難い、
プリンタの性能を見る指標の「インクの種類」の話だ。

インクジェットプリンタには大きく、「染料系インク」のプリンタと「顔料系インク」のプリンタがある。

染料系インクは、インクそのものに色が付いているインクで、たいていの場合、紙にしみこませて使うタイプだ。

一方、顔料系インクは、色の付いた鉱石を粉にして接着剤で混ぜた物と思えばいい。こっちは、紙の表面に接着させて色を出す。



正直な話、どっちが一概に良いとは言えない。

たとえば、発色の良さでは染料系の方が有利で、顔料系は染料系に比べて、発色があまり良くない。
また、顔料系は、使う紙にも寄るんだけど、
インクのない部分(=白い部分)とインクのある部分で段差ができちゃうという問題もある。

でも、保存性では、顔料系の方が有利なんだ。(でも、ひっかき傷には染料系の方が強い。)

また、染料は水性インクが多いから、湿気などで滲んでしまう。
さらに、染料は紙にインクをしみこませるタイプなので、文字なんかの印刷だと、
どうしても、輪郭がぼやけてしまう。
なので、仕事で書類とかを印刷したければ、顔料系インクを選んだ方が良いんだ。
印刷した物に蛍光マーカーとか使っても、顔料だと滲みにくいからね。

というわけで、「写真などに染料」「文章などに顔料」と使い分けるプリンタというのも存在する。
キャノンのプリンタで5色以上のプリンタはだいたいそんな感じだね。

また、染料系プリンタは紙にインクがしみこむので、安い紙だと、すぐにへにょへにょになっちゃう。
つまり、インクを染みこませ過ぎちゃうんだ。
なので、高い紙で比較すると染料系の方が綺麗なんだけど、安い紙で比較すると顔料系の方が綺麗に見えるって事もある。

といったところで、だいたい100行。続きはまた後日。
01:00, Friday, Jul 03, 2009 ¦ 固定リンク ¦ 携帯


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