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PS3なら無料で遊べるトロ・ステーション。
基本、自分のPS3は動画再生装置なので、 ゲームは見向きもしなかったのですが、 先日、ちょっとプレイしてみた。
いろいろ、ミニゲームがあるんだね。
その中でボウリングは、six axis対応でコントローラーを振り回すタイプでした。
というわけで、PS3のsix axisの話。
6軸検出可能な加速度センサーを搭載しているから、 six axisと呼ばれているけど、調べてみたら、 6軸加速度センサーを搭載しているわけではないらしい。
センサー自体は4軸分搭載しているそうな。
どういう事かというと、 まずは、X,Y,Zの3次元空間の移動を検知するために 3軸のセンサーがある。
たしかに、これだけあれば、 コントローラーが3次元空間でどの方向に移動したか?は分かる。
・・・が! コントローラーを移動させずに、 車のハンドルのようにその場で回転させたりしたら、 それは検知することが出来ない。
そのため、その回転検知をできるようになっているという意味で、 「6軸検出可能」を謳っている。
でも、センサー自体は4軸分搭載している。 どういうことだろう?
まぞ、その説明の前に加速度センサーの働きだけど、 加速度センサーは 「物体がどれぐらいの加速度で移動しようとしているか? のセンサーである。
よく、 「物体がどれぐらいの加速度で移動しているか?」 のセンサーと間違えられてしまうようだけどその点は気をつけよう。
つまり、静止していても、 常に地面に向かって重力加速度がかかっている。 これもちゃんと検出しているわけだ。
仮に、重力加速度がY軸にかかっていたとしよう。 それが、徐々にZ軸に移動したならば、 X軸を中心に回転をしていると言うことが分かる。
この「回転」という軸で4軸。
同様に、仮に重力加速度がY軸にかかっているとして、 それがX軸方向に移動すれば、 Z軸を中心に回転していることになる。
ここまでで5軸である。
このように、直交座標系で3軸の加速度検知が出来れば、 5軸の移動検知までできる。
で、最後の6軸目。 実は、Y軸を中心とした回転は、これだけでは測定が出来ない。
同様に、仮に重力加速度がY軸にかかっているとして、 Y軸で回転しても、X,Y,Zのどの軸も 重力加速度の検出量の変化が出ないからである。
そこで、ソニーがとったアプローチは、 Y軸の回転方向のみ、ジャイロセンサーを搭載するということだった。
これで、4軸センサーしかないのに「6軸検出可能」を謳っているわけだ。
ということで、 6軸検出可能な加速度センサーだけど 6軸加速度センサーではないという謎はこれにて一件落着。
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01:46, Wednesday, Jan 12, 2011 ¦ 固定リンク
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