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今年もお盆の水の事故が色々ありました。
その中で、自分の目にとまったのが、 東京の青梅市、釜の淵公園の事故。 http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20110808ddlk13040132000c.html
確かに危険な場所ではある。 しかし、今はどうか知らないが、 昔は小学生がよく水遊びをしていたスポットでもある。
この場所は川が蛇行して、川の浸食作用で深くなっていて、 ちょうど良い飛び込みが出来る崖が形成されている。
もちろん、崖から飛び降りると言っても、 代々、年長者から下の子供に対して、 安全な飛び込みエリアへの移動方法や飛び込んだ後の移動経路などどがレクチャーされ、 要するに、昔ながらのガキ大将システムでそれなりに秩序を持って楽しんでいた。
たとえば、以下の写真で左奥に中州があるけれど、 この中州が消滅しているときには泳いではいけないとか。 ※写真外に広い中州があるが、そこに歩いて渡れない場合もNG。
ちょっと下流に行くと、川が浅くなり流れが急になるので 危険だから、飛び降りたら速やかに岸に移動しろとか。
懐かしい思い出があるのだが・・・はて?20mなんて高さなんかあったか?
基本的に飛び込みを行うスポットは1カ所だけで、 そこで飛び込む分には、転んでも怪我で済む。 ※写真で示した場所から、写真手前方向に飛び込む。
たまに、バカな勇気を出しているヤツが 失敗したら怪我では済まない場所から飛び込むが、 一応、大きな失敗しない限り、安全は考えられている。 ※写真で示した場所の崖向こうに向かって飛び込む
というか、その場所にしても、20mはない。
ニュース記事には「展望台」とあったが、 まさか、崖の頂上から飛び込んだのではないだろうか?
だとすると、上で書いた諸々のマナーやルールを知らなかった方なのだろう。
そういう、知らない土地で、 その土地の人間のまねをして、 その土地の人間がやってないことをするのはあまりにも危険だ。
崖を横から見た図を見ればわかりやすいが、 これだけ奥まった場所のため、絶対に崖にぶつかる。
また、最初の写真を再度見て欲しい。
蛮勇なヤツが飛び込む場所は、 高いといっても切り立っている場所で、崖にぶつかる心配は少ない。 何でこんなに切り立っているのかは理由は簡単で、 この写真の向かって右側が川の上流で、 浸食作用で崖がえぐれて、さらに一番深いからである。
もし、崖の頂上の柵のあるあたりから飛び降りたとしたら、 写真の向かって左側に飛び降りたことになる。 左側はちょうど川の逆流エリアで堆積しやすい場所。 年によっては岸になる場所だ。 間違っても飛び込もうとは思わない。
また、過去の話だが、この、釜の淵に行ったときのこと、 川が微妙に増水していて、濁っている状態に、 前述の流れが急になる場所に水着で入っていこうとする人が居た。 もちろん、自分はやめるように言ったわけだが、結局、彼は、川で水を浴びていた。 川の流れに足を取られたからと早々に上がっては来たが。
地元の人間がやってないことや、地元の人間が制止するというのは、 かなり大きな危険があると見て間違いがない。
そういう点に気をつけて、夏休みの後半を過ごして欲しいと切に願う。
※ちなみに、記事中の写真は5年ぐらい前の写真です。 |
21:11, Sunday, Aug 14, 2011 ¦ 固定リンク
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