MainPage 〜きまぐれ ぷろぐらま語録〜
 

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Blogを移転させました。
新Blogは次のURLです。
https://kerokero.org/wp/




ついに、IPv4枯渇
JPNICの発表:【速報】IANAからAPNICへ、二つの/8ブロックが割り振られました

というわけで、IPv4がついに枯渇しました。
右に貼ってある枯渇時計も、空しく0日となっています。

1%となっているのは、最後の5ブロック(1ブロック=1,678万アドレス)になったら、
世界に5つあるRIRに平等に分配する事になっているので、事実上の枯渇です。

IPアドレスについては、今更詳しく説明しないけど、簡単に説明すると、
インターネットという、広大な空間を約42億個に分割して、
1つ1つに番号(0〜255の数字を4つ組み合わせた物)を振っている。
いわゆる、インターネット上の住所だ。

インターネットでの通信は、その番号で宛先や返信先を特定していて、
たとえば、yahoo.co.jp等でアクセスしていても、
実際には、それを「yahoo.co.jpは124.83.139.192」って調べて、
124.83.139.192にアクセスしているわけだ。


で、今回は、その番号の管理をしている大本がIANAという団体で、
このIANAで保有していたIPアドレスが枯渇したわけだ。

どういう事か?


一般の人のインターネット接続時のIPアドレスは、通常、プロバイダから借りている。

プロバイダは、契約者が増えたりして、IPアドレスが足りなくなると、
JPNIC等の国別のIPアドレスの管理団体が管理するIPアドレスを分配して貰う。

JPNIC等でもIPアドレスが不足したら、
RIR、つまり、世界を5地域に分けてIPアドレスを管理する団体からIPアドレスを分配して貰う。

んで、RIRでも不足したらIANAから最終的に分配して貰うことになる。

この、大本の管理団体の保有するIPアドレスが全て分配され終わったということである。


わかりやすく言い換えよう。
ここに、ある星(IPv4で管理されたインターネット)がある。
この星の土地を1平方メートルずつに分けたら42億の区画が出来た。

なので、まずは誰も使ってない、この42億の区画を
管理団体(IANA)が管理することにした。
この星に住みたいという人が来たら、
管理団体は空いている区画を分けてあげるわけだ。

ただ、この管理団体が個々人に配布するのは大変だ。
なので、この星の上に、いくつかの国(RIR)を作って、
管理団体は、これらの国に分配し、
最終的な個々人には、国から分配して貰っているわけである。

んで、この管理団体の管理していた、未使用の区画が0になった。
というのが、今回のニュース。

何が起きる?

今後、RIRには平等に最後の1ブロックずつ分配されるため、
まだ、しばらくは問題は起きないかもしれない。
でも、1年もしないうちに、これらも枯渇すると予想されている。

そうなるとどうなるかというと、
インターネットに直接接続できるコンピューターが
これ以上増やせなくなると言うことである。
※先の、土地の例で言うと、新しい入居希望者がいても住めない。
※まぁ、一軒家を建てずに、共同住宅にすればいいとか、その辺は既にやり始めているけどね。

どうすればいい?


では、どうすればいいのか?その答えがIPv6だ。
つまり、新しいIPアドレスを使うことである。
先の土地の例でかいつまんで説明すると
IPv4星の土地は全部分配してしまった・・・
( ´д)(´д`)(д` )<どうするよ?
(`・ω・)ノ「隣にあった星を開拓してIPv6星って星を用意したよ。」
この星は大きいから、同じように区画を分けたら約340澗個になるぞ!
※1澗=1兆×1兆×1兆
って感じ。

ただ、IPv4からIPv6の以降は、インターネットの根本の仕組みを変える試みのため、
これにもいろいろと問題があって
(゜∀゜)IPv4星に居るんだけど、IPv6星の友達の家に行きたいんだけど!
(´・ω・`)ごめん・・・IPv6星に移住して
※IPv6のインターネットに接続している一般家庭は未だ少ない。

(゜∀゜)IPv6星に移住したよ!友達の家に行きたいんだけど!
(´・ω・`)ごめん・・・まだ、一般向けの道路が整備されてないんだ
※家庭用ルーターでIPv6対応の物は未だ普及してない。

(゜∀゜)IPv6星に移住したよ!いけるところ少なくない?
(´・ω・`)ごめん・・・まだ、移住してきている会社とか家が少ないんだ・・・
※IPv6未対応のウェブサイトなど、数多くあります。

といった状況。
今後、どうなる事やら・・・



追記:
この記事を書いて、寝ている間に、夢で見て思いついたけど、
上では土地の例で書いたけど、
数十年前のアナログテレビのVHFとUHFで説明した方が
人によっては、わかりやすかったかもしれない。

テレビ登場当初は1〜12の12個のチャンネル(VHF)でした。
しかし、全てのチャンネルを利用者に分配し終わりました。

そこで、UHFでもテレビ放送が出来るようにしました。
UFHは13〜62の49チャンネルが使えます。

しかし、UHF対応のテレビ用に放送する放送局は少なく、
消費者は、UHF対応テレビに買い換えなければ、UHFは見れません。
という状態です。

※地デジと、アナログの違いで説明してないのは、
 地デジのアナログ停波とは話が違うから。(IPv4は継続して使用できる)
01:07, Wednesday, Feb 02, 2011 ¦ 固定リンク ¦ 携帯


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