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JIN-仁-の最終巻が出たので早速読んでみた。
以下、ネタバレ感想。
全巻通じての自分の感想としては当然面白かったのですが、 ラストの展開だけは、しっくり来ない。
この手のタイムトラベル物の結末は典型的な物だと
・過去に残る→現代が変っている。 ・過去に残る→現代が変えられなかった。 ・現代に戻る→結局、現代は変えられない。 ・現代に戻る→自分が居た現代には戻れず、新しい現代に戻る。
ぐらいの類型に分かれる。
コミック版で、橘咲が幸せになるには「過去に残る」が一番で そう来ると思っていたら、まさか、折衷案が来るとは思わなかった。
たぶん、「過去に残る」だとドラマ版の第2期では、友永未来が幸せになれず、 「未来に戻る」だと、橘咲が幸せになれない。 なので、ドラマ版も意識したラストなのかもしれない。
この折衷案的なラストというのは、他に例がないわけでもなく、 これはこれで面白い展開ではある。
ただ、今回のこの折衷案エンドを持ち出すには、 ちょっと唐突すぎる感じがする。 ※たぶん、自分が、この時間旅行部分をSF作品として見てしまっているからだとは思う。
もっとちゃんと、この折衷案的ラストに関する伏線があれば、 それなりに面白いハズなんだけどなぁ。という感想。 |
22:19, Friday, Feb 11, 2011 ¦ 固定リンク
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