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なんちゃってレーザーコリメーターを作ってみた。 レーザーコリメーターというのは、 反射型天体望遠鏡の光軸調整に使う機器です。
まず、レーザーコリメーターを説明する前に、 反射型天体望遠鏡のおさらい。
反射型天体望遠鏡は、 星の光をレンズの代わりに凹面鏡で収束させる望遠鏡。 ニュートン式の場合には筒の横に接眼部があるので、 接眼部へ副鏡という小さな鏡で光を曲げています。
で、この鏡の向きなどが正確な方向を向いていなければ、 きれいに星を見ることが出来ません。
なので、反射型天体望遠鏡は、 メンテナンスの一環として、 ユーザーの手でこれらのパーツを 時間の許す限り正確に調整することが出来ます。
ところが、この調整作業は一筋縄ではいかない。 目視だと正確じゃないので、 いろいろな調整器具を使って調整をします。
その中の一つが、レーザーコリメーターです。
というわけで、早速、完成品を見てみましょう!
しょぼいですorz しかし、総工費は6千円ぐらい。既製品の半額以下です。 そのうちの4千円はレーザーポインター代で、 レーザーポインターは後で仕事にも使えるように取り外しが可能です。
ただ、作ってみて思ったけど、ここまでお金をかけるなら、 既製品を買った方が良いという結論。
というのも、まず、これを、接眼部に固定するためには、 31.7mmの筒を用意しないと行けない。 ところが、ホームセンターなどでは、 そんな便利な物は売っていないのが第1の理由。
第2の理由は、結局自分は、31mmの木筒に紙を巻いて31.7mmにしたのですが、 このように、柔らかい素材を使っている時点で既に精度が出ない。
さらに、その筒にM3のねじ穴を開けて、 M3のプラスチック製のネジで、 レーザーポインターを中に設置していますが、 このネジの閉め方で、レーザーを直線上に出せるように調整します。
だけど、その調整が大変。これが第3の理由。
ちなみに、調整は、写真の下にある、車輪を4つつけた板で行います。
レーザーを1メートル先の壁などに照射しながら、 この車輪の上でなんちゃってコリメーターを回転させます。 すると、レーザーポインターの位置がずれていたら、 壁のレーザーはくるくる回るので、 これが回らないようにレーザーポインターの位置を調整します。
さらに、これを3メートルほど離れた壁でも行います。
この作業を反復することでレーザーの中心出しが出来ます。
しかし、既製品なら、この辺は調整済みで出荷されます。
なので、工作能力と、暇がない人には、自作はお勧めできません。
<続く>
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23:37, Wednesday, May 04, 2011 ¦ 固定リンク
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