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今日(もう昨日か)は、毎月恒例WindowsUpdateの日でした。
ま、それはソート、自分はよく、 「パソコンのソフトは、いつもアップデートがかかっている。 欠陥商品を売りつけて、リコールを繰り返しているようなモノだ!」 という内容の事を、知人との会話で言われることがある。
まぁ、言わんとしたいことは分からなくもないし、 そういうケースも確かにある。 でも、それは、まれで、 多くの場合は、自動車で言うリコールとはちょっと違うと思う。
たいていの、ソフトウェアの修正モジュールは、車で喩えると、 「車のドアの窓をハンマーで叩いて壊して、 車上荒らしをする犯罪者が出現したから、窓ガラスを強化した」 「強化した窓ガラスを破壊出来るハンマーが開発されたから、 車上荒らし対策として、さらに堅い窓ガラスに交換」 「窓ガラスを強化したけど、ドアもハンマーで壊されるので、ドアも強化した」 「窓ガラスが割られても、エンジン直結が出来る脆弱性があるので、 エンジン回りの電装類を密閉した」 といった、犯罪者が居るからこそ発生する問題に対して、 防犯対策するモジュールだ。
窓に板ガラスを使ったのが脆弱性というなら、欠陥かも知れないけど、 実際、車でそういう風にクレームをつける人は皆無ですよね?
もちろん、犯罪者が居なくても、正常動作でも問題が発生する 「ブレーキがまれにきかなくなる問題が見つかったのでリコール」 は、確かに欠陥で、これはソフトウェアでもあるけど、 上に書いた問題が起きる頻度に比べれば、圧倒的に少ない。
また、WindowsUpdateの場合には、機能の追加も定期的に行われている。
たとえば、普通の人には目に見えるところでは、IEのバージョンアップなどがあるけど、 それだけでなく、結構重要な追加機能は頻繁に起きている。
それは、インターネットでの暗号化通信に関わるモノ。 この暗号化は、相手との「合い言葉」があって初めて成り立つけれど、 いつまでも同じ「合い言葉」を使っていると、 「合い言葉」を偽造してなりすます輩が出てくる。
たとえば、ネットバンクで、 銀行の「合い言葉」を偽造してなりすましをされたら 金銭的な損害を被る事だってある。
なので、この「合い言葉」は偽造される前に定期的に更新されている。 その「合い言葉」を更新するのだって、 WindowsUpdateで提供される修正の一つだ(*)。
まぁ、面倒なのは分かるけど、 欠陥品とイライラするよりは、 防犯対策だと思って、速やかにWindowsUpdateなどは適用した方が、 精神衛生上いいですよ。 という話。
(*)「合い言葉」と書いたけど、 実際には電子証明書のことで、 その証明書の発行元を証明する証明書の更新とか、 話せば長くなるややこしいモノ。 |
00:45, Thursday, Jul 14, 2011 ¦ 固定リンク
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