六本木までミュージカルを見に行ってきた。

演目は「閃の軌跡」。

知らない人に説明すると、ゲームメーカーの老舗、日本ファルコムの同名ゲームの舞台化ですな。
どれぐらい老舗かというと、この作品の原作はRPGなんだども、超長続きしているドラゴンスレーヤーシリーズとして見ると16作品目の舞台化。初代ドラゴンスレーヤーは、ドラクエの2年前に発売されているということから、どれぐらい老舗かは分かるかと。
※ドラゴンスレーヤーシリーズとしてみるのは賛否がありますが、公式で以下の様にツイートもしているので。
https://twitter.com/nihonfalcom/status/694101816498196481
あと、那由多の軌跡をシリーズにカウントするかも賛否がある。

閑話休題でミュージカルについてです。

まず劇場は、Zeppブルーシアター六本木。Googleのナビとか、六本木ヒルズから進むとたどり着きません。自分は迷いました。スヌーピーミュージアムを目的地にしてナビをセットするのが良いでしょう。

で、行ってみたら、客層は割と女性率高い。自分の周りの席で男性は、右と右前だけ。かなり意外だった。前売りはいろんなサイトを見たけど、ほぼ満席のはずが、意外と空席が目立ったのも気になった。あの前の席にすわりたかったな。

クオリティは、元が2次元作品のサガでどうしても「コスプレーヤーが大げさな演技をしている」感とか演者についてはいろいろ気になったけど、その外はなかなか良い。

舞台セットは基本的には無しだけど、背景の大きなスクリーンにプロジェクター2台で3D映像を投影していて、観客はメガネを掛けてみると、背景に奥行きが生まれると言った物。これがなかなか面白い。
映像で出演する役者もが居たり、一部の映像は飛び出てたり、また、移動なども立体的な背景が動くので見物でした。

また、音響も凄い。ボディーソニックか!?と思わせるほど席がビリビリする。良いね。

役者はオリジナルの声優さんだったり、別の方だったり。まぁ、某元アイドル声優をグラマーで美人の悪女を演じさせるのは無理があっただろうし、それはしょうが無い。キャストが変わらなかった野中藍さんが可愛かったのは良かったなと。

第四の壁を抜ける台詞がほんのりとあったけど、抜けるなら抜けるでしっかりと、そうでなければやらない方が好きだなぁ。

第四の壁と言えば、演者の方が物販もやっているんですよね。オリヴァルト殿下が「ポップコーンいかがっすかー」って売り歩いているだけで拍手がおきたりして、これもこれで見物でした。

ストーリーはずばり閃の軌跡Ⅰで、舞台化で多少のアレンジはあるけど、基本は原作通り。日本ファルコムさんの原作の時点で面白い作品なので、楽しめました。

明日は千秋楽。当日券もあるらしいし、DMMでの配信もあるらしいので見てない方は是非。