というわけで、こんな記事を見つけた:

「神対応の山崎パン、安全面で多い疑問?大量添加物、常温なのに長い賞味期限…」
http://biz-journal.jp/2014/02/post_4217.html

なんだこれ?

食品添加物の基準は、
1日の摂取量を毎日一生続けて問題が出ない量という基準なので、
添加物が入っている=悪の単純な図式では無いです。

何でもとりすぎは良くない訳で、水だって飲み過ぎれば水中毒になりますし、
ビタミンCにだって致死量はあります。
醤油なんかは、ちょっと取り過ぎるとすぐに体を壊します。

添加物というと、悪い物を良くしようとするイメージがありますが、
良い物をよりよくするためにも使われますので、
量を議論せずに、添加物=悪と決めつけるのは良くないと思います。

日本酒のアル添なんか良い例。
できたての日本酒を絞ると、残った酒粕には、まだ香りの成分などが大量に残っています。
日本酒の芳香成分はアルコールに溶けやすい性質があるので、
酒粕に工業的に用意したアルコールを添加してもう一絞りして、
より、薫り高い日本酒を造るという手法があります。
※純米では無い大吟醸とか。

これは、これで、品質を上げるための技法ですが、
業者の中には、アルコールを添加し水で薄めて「淡麗辛口」を謳うこともある。
まぁ、日本酒は製造過程でどうしても加水はするし、
「淡麗辛口」も一つの嗜好ではあるので、一概にだましているとはいえないけど、
これも、やはり程度の問題。

というわけで、胸糞な記事を読んだ後の口直しに、
ここが良いよヤマザキパンと、3つほど挙げてみましょうか。

値段に対する品質が良い

日本最大級の製パン会社。
となれば、小麦の買い付けも大規模。
大量購入による値下げ効果があるので、
値段の割に高品質な材料が使える製パン会社です。

独自の流通を持つ

普通の食品会社は、流通会社を自社で持つことはまず無い。
しかし、パンというのは、低温でも高温でも品質に影響するからと言う理由から、
パン専用の保温機能を持つ輸送車を独自に有している。

今回の降雪災害の美談も、この輸送網があってこそのこと。

オーブンを持つ店によっては生地で配達

パンは焼きたてがおいしい!ので、
デイリーヤマザキなど、オーブンを持つお店には生地で配達。
これも、独自の流通を持って生地を配達できる強みですね。

番外:お皿がすばらしい。

強化ガラスで出来たお皿は使いやすく壊れにくい。
というか、割れたところを見たこと無いので大変重宝します。

豆知識:本社の周りはデイリーヤマザキだらけ

本社は、秋葉原にほど近い岩本町にありますが、
本社のある交差点の4隅のうち、3隅にデイリーヤマザキがあります。
※1カ所だけセブンイレブン。

なお、南東の隅から、少し歩くと、もう一店舗あります。
この、異常までに、デイリーヤマザキありすぎの交差点、秋葉に行ったら話のネタに、一度見に行くと良いかも?