TG-850レビュー。サンプル動画もあるよ。

なんか、「TG-850 レビュー」とかでググってくる方が結構居るので、軽くレビューをしておきましょうか・・・
※過去記事も併せてどうぞ:https://kerokero.org/wp/archives/2419

オリンパスのTG-850といえば、10m防水の上、21mmの広角レンズを持ったカメラです。

スペックだけで論じますと、シュノーケリングやダイビングといった特殊用途から
室内撮影までこなせるコンデジといえます。
一方で望遠性能は低いので、バードウォッチングとかには不向きですし、
コンデジですのでまともなポートレート写真には向いていません。

とはいえ、21mmというのは、6畳の部屋でも広く写せるので、普段使いには重宝します。

というわけで、早速、ダイビングで動画撮影をしたのがこちら:
水中撮影[34.5MB]をダウンロード
※ダウンロードしてご覧下さい。

デジカメのデータを、TMPGEnc MPEG Smart Renderer 4で切り抜いた物ですので、
ほぼオリジナルの画像と思っていただければ良いと思います。
※音声は、エンコードし直しています。

普通の用途では問題ない画質かと思います。
手ぶれ補正もそこそこ効いていますね。

ただ、問題もあります。

ダイビングなどでは素手では無く手袋を付けることが多いかと思います。
また、冬場の普段使いでも手袋越しに操作することになりますが、

この操作盤のダイアルやボタンが操作しにくいです。
水中で砂が巻き上がっているときにフラッシュをたくと無残な写真になりますので、
フラッシュを切ったりする訳ですが、かなりボタンは押しにくいです。

また、動画撮影ボタンも、小さいので、手袋越しだと、押せているかどうかがよく分からないですね。

水中撮影と言えば、TG-850には、未だ、シリコンカバーなどは発売されていませんので、
水底を移動すると、どうしても、海底にカメラをぶつけてしまいますので、
そういう点からも、ハウジングやシリコンカバーの発売が待ち遠しいです。

もう一つ問題点あげるとしたら、光軸と三脚の軸が異なる点でしょうか。

写真向かって右にレンズがありますが、三脚を取り付ける穴は、写真向かって左です。
まぁ、気にする人は少ないでしょうけど。

ところで、TG-850の隠れた売りとしては、秒間240コマの超高速度撮影です。
超高速度撮影[7.7MB]をダウンロード

これは、あまり使う機会は無いですが、こういう動きの速い物を取るときにはおもしろい機能です。

その他、可動式液晶とかいろいろ特徴はありますが、あまり、自分は使わないので評価は保留。

あと、皆さんが気になるのは電池の持ちでしょうか・・・
電池の持ちはちょっとした旅行なら1日とり続けてても問題ないです。

ですが、標準装備で充電しようとすると、防水の蓋を開けっ放しにしないといけません。
防水の蓋の弱点は埃ですので、出来れば、開閉は短時間で済ませたい物。
そのためにも、充電器と、予備バッテリーのセットを自分は買いました:

また、似た理由でEyeFiも購入しています。

特に、EyeFiは重要で、水中撮影後は十分に乾燥させなければ、防水蓋を開けるのは怖くてできません。
そんなときでも、EyeFiで画像をPC等に無線転送できるので、あるとかなり重宝します。

というわけで、総合評価としては、買って良かったと思っています。

なにより、普段使いで21mmというのは本当に使いやすいです。
これからの夏のレジャーシーズンにおすすめの一台といえます。

また、ケースですがいろいろ試しましたが、
ジーンズのベルトのところにぶら下げるならば↓これが一番収まりが良いかと思います。

TG-850にはEyeFiが似合う?

追記:https://kerokero.org/wp/archives/2478 にTG-850の新しい記事があります。

過去に、うちのBlogで取り上げているけれど、仕事で使って以来、EyeFiを愛用しています。
ホント便利です。

過去記事:

EyeFi買って、使ってみた感想


https://kerokero.org/blog/blog.cgi/permalink/20110518005525

で!先日の記事通り、今回、TG850なる防水デジカメを買ったわけですが、
そうなると、カードの抜き差しの開閉は出来るだけ減らしたいというのが人情。

そこで、TG-850の取扱説明書を見てみると、FlashAirに対応しているという記述を発見。
FlashAirはEyeFiみたいに、無線LANで撮影した画像をカメラの外に取り出す規格で、
カードの価格も、EyeFiよりも安め。
ならば、FlashAirを買ってみようかな~と思ったけど、結局EyeFiに落ち着きました。

その辺の理由はまた後日記事にするとして、
TG-850+EyeFiの問題点を書いておきましょうかね。

過去記事でも触れていますが、EyeFiに対応しているデジカメには2種類あります。

一つは、撮影中にEyeFiの機能を止めるデジカメ。
もう一つは、撮影中でもEyeFiの機能が動いているデジカメ。

で、TG-850はどちらかというと、前者です。

これはどういうことかというと、画像を転送中に撮影(ボタン半押しを含む)すると、
画像の転送がキャンセルされます。

普段使う分にはたいした問題では無いですが、
ノートPC片手にばしばし撮る用途には向きません。

まぁ、そういう用途って、インターバル撮影している最中ぐらいなので、
普通の人は関係ないとは思いますが。
※とはいえ、このカメラ、インターバル撮影機能を持っているんですよね~

自分の場合、仕事でもこの機能が使えないと困ることがあるし、
プライベートでも星景写真とか、流星群とか、ベランダのカメラが勝手に撮っているのを、
部屋でのんびり眺めるといった用途で使うので、結構重要です。

EyeFi対応を謳うカメラはたいてい、このような設計なので、
そのへん、メーカーさんは考えて欲しいなと思ってみたりするのでした。

オリンパスTG850購入

追記:https://kerokero.org/wp/archives/2478 にTG-850の新しい記事があります。

以前、コンデジを持っていて、直焦点などの目的でデジイチを購入。
コンデジと、デジイチの2台の使い分けをしていたのですが、
コンデジを不慮の事故で壊してしまい、それ以降、デジイチでがんばっていたNiSiです。こんばんは。

やっぱり、デジイチは、コンデジの代わりにならないねということに、気がついて、はや1年以上。
やっと、コンデジを新調することにした。

今回の目的は普段使い用でコンデジではあるのですが、
デジイチでは難しい方面の機能強化と言うことで水中撮影が最重要課題。

過去にチャレンジしているけど、
非防水カメラを無理矢理防水にするとけっこう操作が大変だったのが未だに気になっている。

で、防水という時点で、数機種に絞られる。

なので、後は、細かい仕様で絞り込みをし、
Qi対応のペンタックスリコーのWG-3GPSという、型落ちを狙う予定だったけど、
動画撮影で超スロー撮影ができる、オリンパスのTG-830/835もいいねと思ってお店で比較して買おうと思ったら、
気がついたら、オリンパスのTG-850に落ち着いていた。

最終的な決め手は広角21mmという点で、飲み会など、普段使いで広角に撮影できるのを重視しました。

ちなみに、ヨドバシのポイントが大量に貯まっていたので、ポイントでほぼ1万円支払いました。

で、開封:

まぁ、中身は普通ですかね?

気になる点と言えば、充電用のUSBケーブルの先がマイクロHDMIという点。

はて?そんな規格はあったっけ?
充電用といいつつもPCに繋げるとデータケーブルとしてちゃんと認識されるのでどうなっているのかは謎。

本体はこう:

背面:

上面:

底面は普通に雲台に付けるねじ穴が切ってあるだけなので割愛。

側面のバッテリケースはこう:

1枚目で分かるように、液晶面は180度回転します。
可動軸は、α55みたいに2軸ではなく、ニンテンドーDSのような1軸です。

で、撮影。
本当は表で花などをとったり、水中撮影すれば良いんだろうけど、
手近な物がなかったので、手近なねんぷちを撮影。

なお、3.74mm(35mm換算21mm)だとさすがに歪むので、8.7mm(35mm換算48.8mm)で撮影しています。
この8.7mmというのは、このカメラのスーパーマクロモードのデフォルト焦点距離なので、
一発で設定できるという理由で、この焦点距離にしました。

なお、以下の写真はサイズ調整以外いじってないです。

まず、カメラ任せで撮影:

オートだとフラッシュがたかれなかったのでPモードで強制発光してみたのがこちら:

フラッシュだと陰が強いのでLEDモードとやらを試してみた。
LEDモードというのは、フラッシュをたく代わりに、照明としてLEDランプを付けるモード。

フラッシュをたくより、照明がやんわりしますね。

ちなみに、LEDランプやフラッシュは、レンズの横にあるので、
接近して撮影するときには縦にして撮影した方が、陰が背面に回ってくれるので、
もし、今後ねんぷちとかをとるならこっちかな:

なお、どうも全体的に暗いので、
露光補正を+1.7EVして、フラッシュ無しPモードで撮影したのがこちら:

同様に、α55でAモードで、
35mm(35mm換算50mm)単焦点レンズF1.8で、露光補正を+1.7EVしたのがこちら:

普段使いには、α55は厳しいけど、α55の方が色がはっきりしているし、
ぼかしも自在に操れるから、ここぞの時にはα55の方が良いなぁ。

ちなみに、TG850にはAモードSモードMモードが無いのが痛いところ。
これらがあれば結構完璧なのに。

ところで、今回のレビューはTG-850を選んだメリットを全く生かしてないので、
・水中撮影
・超スロー撮影
など、このカメラ独特の撮影についてそのうち、再度レビューをしたいと思います。

さしあたって、海に行く予定があるから、そのときかなぁ。

この製品のGIGAZINEさんのレビューはこちら:http://gigazine.net/news/20140213-stylus-tg-850-tough-cpplus2014/

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