先週、レンタル店で気になった映画を、週末に借りて見た。

タイトルは「TIME/タイム」。原題は「In Time」

物語の背景は

遺伝子操作で、人類は不慮の事故さえなければ、
25歳以上、老化しない体を手に入れた。
しかし、そのままでは人口爆発が起きるため、
25歳になった瞬間に、1年の寿命が設定される。
この寿命は、人と取引が可能で、
寿命を通貨として利用できる世の中になった。

という、SF映画。

つまり、コーヒー1杯が5分、高級車1台が85年といった形で、
寿命で人々は取引を行っているわけだ。

冒頭はそのあたりの説明的な描写が続き、
始まってからしばらく経つと、

寿命を1日程度しか持ってない貧困層出身の主人公(実年齢28歳)は、
日払いの仕事で何とか生計を立てていたが、
ある日突然1世紀もの大量の時間を手に入れてしまう。

といったところから物語が進み始める。

何か面白そうでしょ?

なので、自分も見たわけだ。
その結果の感想は
「巷で言われている様に、設定はおもしろい。」
以上。

・・・じゃあ酷いので、もう少し感想を。

以下、感想(ネタバレ有り)

設定は興味深いんだよ。
でも、何か、面白味に欠ける。
途中で見るのをやめようかと思ったぐらい。

というか、物語に矛盾や、あからさま過ぎる伏線とかがあったり、
映画が終わってみれば、伏線が回収出来ていない物があったり。

映画を見るのをやめようかと思った、
最大のシーンはここ:

主人公が裕福層エリアでのナイトパーティーで、
時間を管理局に押収される。残り2時間残して。

で、裕福層エリアから逃走するんだけど、
辿り着いたのが何処かの河原で、時間は夜明け後。

おい!なんで、生きているんだよ!?

しかも、その後のシーンで分かるのは、その河原は貧困層エリアということ。

ヾ(゚Д゚ )ォィォィ
途中にあるはずのエリアを行き来するためのゲートはどうやって突破した?

もうね・・・

ちなみに、物語の中心となるストーリーは、
現在の資本主義への批判。
というか、そのために映画を作って、
物語のつじつまとかは二の次だったに違いない。

うん、きっとそうだ。