以前、映画館で見たいばらの王

映画館で見たときには、眼鏡の有無でキャラを区別してしまっていたので、
正直、最後の話の展開が、どっちだったかが分からなかった。

もっとも、物語としては好きな部類だったので、以前見直したことがあった。

んで、プロジェクターも新調したので、もう一度見ることにした。

というのも、
1回目:メガネの有無でキャラを認識していたので少々混乱。
2回目:腕の傷でキャラを識別したので、あぁ、そういうことか。と気がつく。
という状態。

でもいまいち、物語の展開的に自信が持てない部分があった。

で、再視聴して、やっと理解した。
【以下ネタバレ】

キーポイントは、次の2点。
・Level0で横たわっていたのは、誰なのか?
・崖の上で発症したのは誰なのか?
これを勘違いすると、物語の理解が明後日の方向に進む。

前者は単純明快で、
腕に傷があるとわざわざ示しているのでカスミ(眼鏡っ娘)で間違いない。
※知人で、これすら勘違いしていた人が居るけど。

では、崖から落ちたのは誰か?
「メガネをかけてないから、シズクである。」と結論づけても良いし、
物語の流れからも、シズクであることを示しているから、
普通は間違えないんだけど、
レビューサイトで取り違えている人が結構居るので、
自信が持てず、もう少し、確実な証拠が欲しかった。
※眼鏡は外せる(落とせる)し。

でも、その答えは3回目の視聴でやっと分かった。
テレビクルーのビデオに、足の傷が写っているのね。
※だから、テレビクルーが必要だったと。

というわけで、発症したのはシズクで間違いない。

やっと、話の筋に確証が持てたよ(遅いと言われそうだけど。)

あと、今回視聴し直して、確証が持てたのは、
この物語は、誰1人助かってない、完全なバッドエンドの物語だということ。

最後に、カスミともう1人が助かっているように見えるけど、本当のカスミは、既に死んでいる。
一緒に生き残った1人は、正真正銘のメデューサ患者である。

つまりは、そういうことだ。

ところで、今作の主人公はシズクによって生み出されたモノである。
つまり、物語の終盤で、お偉いさんが言っていた説明
~これも自分が聞き落としていた部分だけど~だと、
主人公はもう、メデューサにかかることはない。

街に帰る途中で、男の子が石化したら、主人公はどんな思いだろう・・・つД`)・゚・。・゚゚・
等と考えてしまう切ない結末が、本作のエンディングということらしい。