2012GW最終日の天体写真

2012年のGW最終日に撮影した写真。

まずは、一度試してみたかった、惑星の直焦点撮影。
35mm判換算1500mmの焦点距離だと、
点にしかならないと知識で知っていても、何事も実践です。

直焦点で土星


カメラ:SONY α55
レンズ:SE200N天体望遠鏡(口径:200mm)
焦点距離:1000mm(35mm換算1500mm)
撮影方法:直焦点
ISO:100
露光時間:1/60秒
画像加工:撮影後トリミングのみ(つまり原寸大)

うむ。点だった。
ピント合わせるのが難しいなぁ・・・

普通のカメラの望遠レンズで土星

次に、手持ちの普通のカメラレンズで手持ち撮影

カメラ:SONY α55
レンズ:TAMRON AF 70-300mm F4-5.6 Di LD
撮影方法:手持ち
焦点距離:280mm(35mm換算420mm)
※300mmのつもりが微妙にずれていたらしい
ISO:3200
露光時間:1/320秒
画像加工:撮影後トリミングのみ(つまり原寸大)

うん、さらに点になった。
手持ちで、300mmのレンズだと色々と厳しい。

コリメート法で土星


カメラ:Panasonic DMC-FZ2
撮影方法:コリメート法
望遠鏡:SE200N+アイピース25mm(?)
カメラレンズ:焦点距離21mm(35mm判換算160mm)
ISO:400
露光時間:1/13秒
画像加工:撮影後トリミングのみ(つまり原寸大)

望遠鏡に接眼レンズにデジカメのレンズを押しつけて撮影するコリメート撮影。
アイピースは確か、25mmのを使ったはずだけどうろ覚え。
もしかすると、10mmにしたかも知れないし、バローレンズを入れたかも知れない。
ちゃんと記録をとっておくんだったorz
ちなみに。25mmを使ったと仮定すると、35mm判換算で6391mm相当かな?
※21*(1000/25)=840mmが仮想的な焦点距離
※FZ2は55.2mmで35mm換算420mm相当となるため、420/55.2=7.6をかけると、6391mm

で、この倍率になってくると、鮮明さが欠けてくる。むぅ・・・

惑星撮影は奥が深い・・・

直焦点の月

月は比較的簡単な被写体で、
月と太陽は見かけの大きさがほぼ同じなので、太陽撮影の練習にもなります。


カメラ:SONY α55
レンズ:SE200N天体望遠鏡(口径を57.5mmに絞って撮影)
焦点距離:1000mm(35mm換算1500mm)
撮影方法:直焦点
ISO:3200(※ISOを落とし忘れ)
露光時間:1/1000秒
画像加工:サムネイルは縮小画像。原寸大は画像をクリックすれば表示されます

直焦点だとここまでくっきりはっきり。

月の表面はよーく見ればかなりでこぼこしているので、
金環食の際に、このでこぼこを観察するのも良いかもしれない。

普通のカメラの望遠レンズで太陽

最後に5/6の朝の太陽を撮影。黒点が良い感じで写りました。


カメラ:SONY α55
レンズ:TAMRON AF 70-300mm F4-5.6 Di LD
撮影方法:手持ち
焦点距離:300mm(35mm換算450mm)
ISO:100
露光時間:1/1000秒
画像加工:サムネイルは縮小画像。必要部分にトリミングした原寸大は画像をクリックすれば表示されます

本当は、この方法で太陽を撮影するつもりだけど、
前項の月の撮影結果を見ると、何となく直焦点の方が面白そう。
どうしたものか。

今月~来月の天体イベント

GW最終日は、金環日食前、最後の満月。
そして、今年最大の満月の日でもありました。

そこで、2日連続で星の観測。
今月~来月は天文イベントが目白押しなので、準備をがんばります。

5/5に見つからなかった、カメラのアダプターも見つかり、
赤道儀の極軸合わせの練習や、撮影の練習など、
色々試みてみた。

その写真は明日掲載するとして、今月来月がどれぐらい色々あるかというと、

5/6:月が今年一番の最接近(※この日みずがめ座η流星群が極大だったり)
5/21:金環日食
6/4:部分月食
6/6:金星の日面通過

といった具合。

特に、金環食よりも、金星の日面通過が
(本来なら)一生に一度見れるかどうかの珍しいイベントです。

ぶっちゃけ、金環食は東京での観測は数百年(前回は1839/9/7)ぶりですが、
世界的に見れば、1年に1回あるかないかの現象なので、
お金を積めば、見ることは出来る天文イベントです。

一方で、金星の日面通過はもっと珍しい現象で、
前回こそ2004/6/8でしたが、その前は1882/12/6まで遡り、次回は2117/12/11。
それが、全世界規模で、その頻度でしか起きない貴重な物。

準備万端で挑めるかな?
問題は、6月6日は平日というのをどうするか?なんだけど。

今日は土星観測

「ぷろぐらま語録」のくせに、最近星の記事が多いのは多分気のせい。

それはソート、姪が遊びに来たので、夜になってから自宅前で星の観測をした。

まずは、土星を導入して、次いで火星
次にスピカを導入して、土星に戻って、月を見るというコース。
天体望遠鏡が右へ左へと大忙しな順番なのはご愛敬。

というか、土星と月齢13の月が接近しているから、
それを見るだけのつもりだったけど、
火星も見たい(というか、あの明るい星を見たい)という
リクエストにお答えして火星を導入。
そうなったら、普通の恒星も見るか!
ということで真珠星の別名で有名なスピカも見たという次第。

天体望遠鏡に導入しなかったけど、
レグルスとか、アルクトゥルスを見たり。

星を結ぶには明るすぎて、星座ではなく星の観察となったけど、色々楽しめた。

興味があっても望遠鏡まで手に入れて星を見る人は少ない。
でも、自由に見れるとしたら見たいという人は多い。
幸い、私たちはその自由を持っている。
だったら、それをみんなで見て欲しい。

というのは、天文部青春漫画「宙のまにまに」の一コマ。いい言葉です。
※ちなみに、アニメ9話。原作第3巻

まさにその通りで、自宅前で望遠鏡を動かしていると、声をかけてくる人はたまにいる。
声をかけてこなくても、「あれ、何見ているんだろう?月かな?」とか、
聞こえるような大きさで話をしている人とかになると、少なくない。
#「ままーあれなにー?」「望遠鏡だね。声かけたら見せてもらえるかな???」といった人も居る。

そんなときには迷わず「ごらんになります?」と声をかけることにしている。
そんな感じで、今回も、何人か楽しんで貰った。

特に、今回は土星の輪がしっかり見えるので、みなさん、はしゃいでくれました。
こう言うふれあいもまた、楽しいですね。

ちなみに!今回は撮影をしようと思ったけど、
直焦点アダプターをどこに締まったかが分からず、
撮影は諦めたため、写真はありません。あしからず。

※ちなみに今夜は26時にみずがめ座η流星群が極大だけど、月齢13じゃあなぁ・・・


↑作者が星猛者だけあって、星の楽しみ方が分かる入門書。
 全10巻でオススメです。


↑スピカといえば、宇宙飛行士学校の学園物語、ふたつのスピカもおすすめ。

屈折式望遠鏡が壊れてたorz

5.11に向けて、太陽観察板を作ろうと、
アクリル板と、1mほどのボルトを買ってきた・・・のは良いのだけれど、

いざ、天体望遠鏡を取り出したら壊れてやんのorz
http://p.twipple.jp/0twva

壊れているといっても、普段使っている、
口径200mm/焦点距離1000mmの反射式ではなく、
口径60mm/焦点距離800mmの入門用の屈折式のヤツ。

小学生の時に親に買って貰ったやつで、
この10年ほどは使ってなかった物だけど、
いざ壊れたとなると何となく寂しい。
#ビクセンのハレー彗星観察用の入門機

壊れた部分は、ピント調整のギア部分。

直そうと思えば直せなくはないだろうけどどうしよう?

5.21の準備と次回の日食

自伝的な投稿はひとまずお休みして、いつもの更新に戻りますかね。

というわけで、GW突入ですYo!(;゚∀゚)=3
基本、カレンダー通りな上、色々あって、旅行にも行けないという状態なので、
基本は部屋掃除トカで潰れそうな予感がするわけですが。

ところで、唐突に話が変るけれど、
5月21日といえば、東京でおおよそ300年ぶりに金環日食が見れる!
ということで盛り上がっていますね。

ちなみに、次回の日食は
2016年、2019年(この年は2回)、2020年等に東京で部分日食が見れます。

では、今回の規模の金環食や皆既食となるとどうかというと、
2030/6/1の北海道の金環食
2035/9/2の北関東~北陸の皆既日食
2041/10/25の中部の金環食
等があるわけですが、10年以上先となり、東京在住だと、
ちょっと遠出しなければ部分食しかみれません。

というわけで、今回を見逃さないためにも、撮影の練習を開始。
今日は露光がどれぐらいが丁度良いかというのの確認。

10万分の1の減光フィルターだと、大体こんな物か・・・
シャッター速度:1/4000秒
F:5.6
焦点距離:300mm(35mm換算450mm)
ISO:100

GW中には、連写での撮影と、動画撮影も練習しておきたいなあ。

あと、押し入れの肥やしになっている屈折式望遠鏡(口径:60mm/焦点距離:800mm)も
メンテナンスしておくか・・・と思ったら、既にフィルタが売り切れでやんの。
昔の太陽観測フィルタは持っているけど、安全上の理由で製造が中止になっているんだよね。
どうしたものか・・・


↑撮影する人は忘れずに


↑肉眼観察する人は忘れずに

太陽撮影してみた

週末、晴れ間が見えたので、
先日買ったマルミ光機 のカメラ減光フィルターND-100000で太陽の撮影をしてみた。

カメラ:Sony α55
焦点距離:300mm(35mm換算450mm)
露光時間:1/1000秒
絞り:f/8
ISO:100

↓のサイトを見ると、29日は大きな黒点が2つあるらしいので、
ちゃんと撮影できていたのだろうと。
http://sunspots.sakura.ne.jp/index.shtml

もう少し望遠で撮影してみたい気もするけど、
これ以上望遠にすると、5.12の皆既食の際に、
連写などで三脚を動かさないといけなくなりそうなので、
この程度かなぁ~と。

5.12は金環日食なのでND-100000を買った

来る5月21日は金環日食の日です。

数年前の皆既日食は、あまりテンションは上がりませんでしたが、
その理由が、この今年の5月21日の日食です。

今年の日食は、金環日食の中心線が日本列島の南岸を貫きます。
東京も、ほぼ中心に位置して絶好の金環日食コンディションになるでしょう。
※中心線が千葉の鹿島から九州の南端
※東京だと、ビックサイトとかが、丁度中心になる?

ちなみに、今回を逃すと、日本で見れる金環食は、
2030年6月1日の北海道とか、2041年10月25日の静岡(御前崎)から福井(越前)です。
※参考までに、皆既食は2035年9月2日で、茨城から能登半島にかけてが食の中心。

というわけで、5月になって慌てないように、準備を開始しました。 【続きを読む】

ふたご座流星群2011

ふたご座流星群、今年は12/15 AM02:50頃が極大だったそうで。

ですが、そんな時間まで起きてられないので、
帰宅~寝る直前まで、自動撮影していました。

・カメラはα55。
・標準ズームレンズの18mm。
・絞りはめいっぱい開放(3.8)
・ISO-200
・シャッター速度8秒
で、連写モード(LO)をオンにして、ワイヤーリモコンでシャッター押しっぱなしで放置。

その結果、2時08分と、2時40分にそれぞれ、流星が記録できました。

2時40分の流星がこれ:

ついでに、1時45分~2時45分のちょうど1時間分を、
比較明合成して、日周運動と流星のコラボ写真を作ってみた:

どちらの画像も、クリックすると拡大します><b

次はふたご座流星群

忙しくなると、忙しい主体の方は問題ないのだが、
趣味とかそっち方向で抜けた出てくる。

で、現実逃避のために、プライベートなプログラムをもりもり書いていたら、
うっかり、皆既月食のことを忘れてたorz

ほんと、うっかり過ぎ。

次は、ふたご座流星群で14日の深夜27時に天頂で極大っぽいので、
14日の夜に、天頂~東の空に向かって、連写でも仕掛けておこうかと。

星雲撮影は難しいなぁ

というわけで、今週末も晴れていたので、撮ってみた。

アンドロメダ星雲を撮ろうと思ったけど、
アイピース越しの肉眼では見つけられず
導入が出来なかったので、
ちょうど上がってきた、オリオン大星雲に向けて撮影。
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