先週、CANONのiVIS HF R31を買ったわけですが、
アドバンストズームという物が搭載されていた。

というか、カタログスペックを見るとこういう感じ:

光学32倍、アドバンストズーム51倍、デジタル併用1020倍

光学ズームは、レンズでズームをするので、これは分かる。

デジタルズームは、撮影した画像を、演算処理で拡大するもので、
元々無い情報を計算で作り出すことから、画質が落ちるけど、高倍率を出せる。

で、アドバンストズーム・・・

色々調べてみたら以下の様な物らしい。

今回の、R31は、約328万画素の1/4.85型 HD CMOSセンサーを搭載している。
通常の撮影時には、この画素数のほとんど全てを使って撮影して、
縮小演算をして、1920×1080にしているらしい。
http://cweb.canon.jp/ivis/lineup/high-definition-images.html
※縮小演算をすると、計算式をしっかりしないと、ドットバイドットより画質が落ちるのだが、
 その辺は、とりあえず、未検証。

んで、アドバンストズームは、1920×1080の画素部分だけで撮影するモードの様だ。

328万画素の撮像素子のうち、1920×180の領域、
つまり、207万画素の領域だけを使うとなると、
撮像素子の動画撮影に使われる領域は、面積比で、63%になる。

逆に言うと、1.585倍の拡大となるわけだ。
光学ズームは、元々32倍なので、これの1.585倍で、50.7倍。

うん、計算は合っている。

つまり、アドバンストズームというのは、
撮像素子の画素を、必要な画面サイズと同じ画素数だけ使って、倍率を上げるという物か。

まとめると、
光学式ズーム:レンズの力だけでズーム。必要以上の解像度で撮影して縮小している。
アドバンストズーム:記録する解像度に対して、必要最低限の解像度に落とすことで見かけ上の倍率を上げる。
デジタルズーム:記録する解像度に対して、足りない解像度にして、計算で拡大して録画。
となる。

なるほど。