WiiUカラオケ、楽しんでますか?
特に、採点ゲームが面白く、当Blogの過去記事にも、結構アクセスがあります。
先日、めでたくWiiUカラオケのアップデートもあったので、せっかくなので、自分が感じているWiiUカラオケについて少々。
なお、あくまでも個人の見解ですので、異論は認めます。
さて、現在、お店で歌えるカラオケといえば、
・PremierDAM
・Live!DAM
・JOYSOUND Crosso
・JOYSOUND F1
の4機種に大別できると思います。
このうち、どれがWiiUと近いかといえば、自分が歌った限りCrossoです。
この情報自体、自分の個人的な見解ではあるのですが、これに基づいてネットで調べると、
・WiiUとCrossoは採点が甘い
・DAM系とF1は採点が辛い
・・・という検索結果が引っかかります。
ところが、自分の場合、DAM系は90点以上は簡単に出るものの、CrossoやWiiUで90点以上を出すのは結構難しいという、逆の現象が起きています。
いったい何が原因だろう?ということで、ネットで調べたり、実験したりしてみました。
ネットの情報によると、
・CrossoやWiiUはビブラートの判定が甘い。
・ビブラートの加点が大きい
とのことです。
ですが・・・はて?
自分はDAM系はビブラート判定は出しやすいけど、Crosso、WiiUはほとんど判定されません。
根本的にここの部分で、高得点者との差異が発生しているものと思います。
そこで、チートして調べてみました。
注)この記事の方法をもう一ひねりすると高得点が狙えますが、全国採点で行うと、ほかの人の迷惑になるので絶対にやめましょう。
この絵から、自分のビブラートは、半音~全音が6Hz前後で動いていることがわかりました。
※あくまでも適当。
手元には、エフェクターとして機能する稀有なMIDI音源、MU80があったので、マイクの入力にトレモロエフェクトをオンにして音量と音程の変化を以下のように設定します。
※トレモロとビブラートは厳密には違いますが、このエフェクターの動きとしてはトレモロエフェクトモードはビブラートとほぼ同じです。
・音量変化は90(※適当)
・音程変化は127(=全音分)
接続ダイアグラムとしては
[F-V420(ダイナミックマイク)]-[MU80/インサーションエフェクト(トレモロ)]-[UAB-80(A/Dコンバーター)]-[WiiU]
です。
これで、意識的にビブラートをせずに歌えば、機械任せの安定したビブラートがかかります。
まずは、ビブラートの周期を4.03Hz(MU80のデフォルト)で歌ってみましたが、全然、ビブラート判定されませんでした。
そこで今度は、一気に倍の8Hzで変化するように設定して歌ってみたのがこちら:
あはははは・・・面白いようにビブラートがかかります。
分析採点の結果はというと
タイミングは全然だめだけど、ビブラートは驚異の160回を記録しました(笑
さて、ここからが本番です。
先の8HzからMU80の設定を1段ずつ変えて同じ歌を歌ってみます。
8.07Hz
7.73Hz
7.40Hz
7.06Hz
6.72Hz
6.39Hz
6.05Hz
5.55Hz
5.04Hz
これによれば、以下のようにいえると思います。
・~6Hz:ほぼビブラートとみなされない。
・6~6.5Hz:たまにビブラートとみなされる。
・6.5~7.5Hz:ビブラートの判定が増える。
・7.5~8.00Hz:ビブラート判定がさらに増える
・8.00Hz~:ビブラート判定が絶え間なく発生する
先に書いた通り、自分のビブラートは6Hz前後です。演歌系を歌うときはもっとゆっくりになります。
逆に、これ以上早いビブラートは苦手です。なので、ビブラートと判定されないのだろうなと。
一方でビブラート判定がしやすいという人は、6.5Hz以上の速度なんだろうなと推測されます。
ところで、Wikipediaによると、
声楽の理想的なビブラートは毎秒6回(筆者注:6Hz)前後などといわれる。
そうです。
しかし、先の実験から、6HzではWiiUのビブラート判定はされ辛いです。
もちろん、
実際には音域や音量、声種、音楽のジャンルによっても変わり
とのことで、
4Hz前後のややゆっくりとした振れ幅が広いビブラート(以下、演歌型ビブラート)
とか、
ポピュラー音楽ではテンポの速い曲が多いこともあり細かいビブラートが多用される。
などと、ビブラートにも様々な形がありますが、
少なくとも、WiiUは最近のアップテンポの曲向けの細かいビブラートでないとビブラート判定はされず、自分の場合はなかなか高得点が出しづらいといえるようです。
というわけで、DAMでは高得点だけど、CrossoやWiiUで高得点が出せない方、参考にしてみてください。
気が向いたら(注:モチベーションが上がる反響があったら)WiiUで使うマイクについてとか、いろいろWiiUのカラオケに関する気がついたことを後日書きます。
2013/12/20:
補足記事を書きました:
→WiiUカラオケのビブラートの周波数の考察についての補足