誰とは言わないが、友人が盗聴器発見器を買ったらしい。
Amazonで3500円ほどするやつ。
でも、ごめん、
個人的には、盗聴器発見器はかなりうさんくさい商品だと思っている。
というのも、この手の簡易的な盗聴器発見機は、
盗聴器でよく使われてそうな周波数に電波があるかを調べる装置。
でも、そういった周波数には、
自然界のノイズだったり、電子機器のノイズだったり、
本来の用途で使われている周波数(*1)だったり、
本来の電波のノイズ(*2)だったりがあるので
電波がある=盗聴されているとは限らない。
個人的には、どうせ、盗聴器なんてものは、FMかAMの電波なんだから、
ワイドバンドレシーバーを買って
この辺のサイトの周波数をチェックして聞こえれば、確実。
たしかに、ワイドバンドレシーバーだと値段ははるけど、
この辺の周波数を受信できて、地震とかの災害時にも大活躍する。
だいたい、盗聴波なんて、微弱といっても、
隣の部屋とか、近所などに届くぐらいの出力が必要なわけで、
> 盗聴機は機種によって非常に電波の弱いものがあり、
> 10cmくらい近づかないと反応しない場合があります。
といった製品説明自体が微妙。
※これがホントならば、その盗聴器発見器が、かなり耳が悪(*3)いということになる。
ちなみに、ワイドバンドレシーバーでの盗聴器発見方法は、
付属のアンテナで、それっぽい周波数を受信して、
盗聴器が仕掛けられていることが判明したら、
アンテナの代わりに、文房具のクリップとかを使って、
アンテナの感度を落として、場所の絞り込みが簡易的ながらも王道。
とはいえ、実機のレビューはちょっと気になるので、
是非、見つかった!というレビューをお待ちしています。
(*1)電波は、どの周波数は何に使うかが明確に法で定義されています。
(*2)一般に、電波を出す送信機は、作りが雑であるほど、
本来の周波数以外の周波数にも電波を出してしまいます。
通常は、本来の周波数の整数倍または、整数分の一倍の周波数のノイズを出します。
前者は高調波、 低調波と呼びます。
ラジオのFEN、810KHzは結構、高調波をまき散らしているので
道路交通ラジオ1620KHzを効いているとたまに、FENが受信出来たりします。
(*3)電波の受信感度が良いことを、耳が良いと無線の世界では表現します。