さて、昨日の記事で「周遊きっぷ」という話題をちらっと書いたけど、
周遊きっぷの場合を計算してみた。

周遊きっぷをおさらいすると、こんな感じ
・出発駅からゾーンの入り口駅迄の切符
・ゾーン内の乗り放題切符
・ゾーンの出口駅から出発駅迄の切符
の3つで構成されている切符で、
これにより、出発駅~ゾーン間の切符が0.5~2割引になる制度だ。
※行きも帰りも「出発駅」と書いたとおり、帰りに別の駅に帰ることはNG

もう少し知りたければ、右にある九州・広島旅行記 2009コラムを読んでみて下さいな。

で、大阪の場合のゾーンは「京阪神ゾーン」という周遊きっぷが設定されている。

なので、ゾーンの入り口と出口駅を、
共に新大阪に設定するところから計算スタートする。
例によって、乗車券の考察で、特急券は別な点に注意。

普通の経路

八王子~新横浜~新大阪は、昨日の記事の通り8720円。
営業キロは片道560.3kmなので、割引率0.5割が適用される。
なので、片道8280円。往復で16560円の乗車券となる。
これに、ゾーン券が3700円かかるので、
往復20260円が乗車券代だ。

普通に買った場合が8720×2=17440円だから、
なんと、2820円の損orz

ただし、現地で2820円分のJRの電車・バスに乗るならば、
乗り放題なのでオトクになる。

営業キロを稼いだらどうか?

周遊きっぷでこの技が使えるのかが分からないけど、
※途中乗車が許可されているかが分からない。途中下車はOK。
営業キロを600km超えたらどうだろうか?
この場合の割引率は2割になる。

ゾーンの入り口や出口駅は新大阪からずらすわけにはいかないので、
今回は出発駅を変えてみる。
すると、
奥多摩~拝島~八王子~新横浜~新大阪
という経路が600.5kmで、乗車券が9350円だった。
※四ッ谷~八王子~新横浜~新大阪でも良い。こっちも601.1kmで9350円。

で、これが2割引になって7480円。
往復で14960円。
周遊きっぷの3700円を足すと18660円だ。

ここまでやっても、1220円の損。

あれだ、素直に、往復割引だけで、往復1200円トクする方が良いということだ。