初めてのプログラムの思い出

さて、幼少期、MMLを覚えて、
何度も、耳コピーやら楽譜の入力やらをしていて、直面した問題があった。
それは「保存が出来ない」ではなく

長い曲が入力できない

でした。
いや、保存が出来ないことも、確かに不便だったけど、
それよいも、長い音楽が入力できないのが、自分にとって最大に不便だった。

というのも、古いプログラム言語は、1行が255文字を超えることが出来ないことが多かった。
そのため、ちょっと長い曲を入力すると、とたんにエラーとなる。

そこで覚えたのが、BASICというプログラム言語だった訳だ。

10 play "t87l4o5e4dcd4o4bo5co4baga2"
20 play "a4gfg4fgd2"

と、play文の前に数字を書くことで、play文が順番に実行される!

しかも、保存も出来る!

というわけで、この頃から急速にBASICを覚え始めたわけだ。

そして、そのときの参考書がこれ:

いや懐かしい。

人生初の規則言語は多分MML

そんなこんなで「ファミコンはないけどPCならある」の幼少時代。
使うコマンドといえば、

  • FILES
  • LOAD
  • RUN
  • LIST

ぐらい。

ただ、何も分からずコンピューターを触っていたわけですが、
そんな中、初めてきちんと触った規則言語が
Music Macro Languageこと、MMLだ。

MZ-2500はなんと、音源を搭載しており、
BASICのPLAY文で簡単に音楽を奏でることができた。
play "c"
これで「ド」の音が出る。

この、「c」とか書いているのがMMLだ。
たとえば、
play "o4l4cdefedc2efgagfb2"
とやればかえるの歌で、
play "t120o4l4cdefedc2efgagfb2","r1r1o4l4cdefedc2"
とやれば輪唱になる。

cdefgabは音階で、ド~シの音を表している。
「c4」等とやれば、「4分音符でドの音を出せ」という意味だ。

でも、いちいち、c4d4e4f4e4d4c2等と書くのは面倒なので、
「l4」と、音符の長さを省略したときの長さを指定することも出来る。

t120はそのままテンポを表して単位は1分間に叩ける4分音符の数を表す。

o4はオクターブを表して大きいほど高い音が鳴る。

そのほか、rは休符だったり、vという音量指定があったり、
色々とコマンドはあるモノの、しばらくは楽譜をMMLに置き換えて遊んでいたのが、
自分の初めてプログラムだったと思う。

ちなみに、MZ-2500には2つのBASICが添付されていた。
NEC系のBASICの流れを組むM-25 BASICと
ハドソン系のBASICの流れを組むS-25 BASICだ。

実は、MMLは確立された言語でもないので、プラットフォームでかなり違って、
M-25では、8分音符は8だけど、S-25では、8分音符は6となる。

対応表はこう:

音楽上 S-25 M-25
全音符 C0 C1
付点2分音符 C1 C2.
2分音符 C2 C2
付点4分音符 C3 C4.
4分音符 C4 C4
付点8分音符 C5 C8.
8分音符 C6 C8

そんな違いを楽しみつつ、楽譜入力に明け暮れていたんだけど、
ただ、その遊びはすぐに壁にぶつかるのだけれど、その辺の続きは明日。

P.S.
先日は自分がプログラムをつとめた、
人生2作目の商用ゲーム発売10周年記念だったらしい。
何もかもが懐かしい・・・

【MZ-2200】マリオブラザーススペシャル

というわけで、自分の懐古主義的なゲーム紹介。

MZ-2500でよく遊んだゲームの一つがこのマリオブラザーススペシャルだ。
※MZ-2200モードでプレイ

スペシャルマリオブラザーズだと記憶していたら、
ググってみたら、こっちのタイトルの方が正しいらしい。

アーケード用のゲームが元で、その後ファミコンとかに移植されているけど、
パソコン版はパソコン版で、ちょっと雰囲気が違うと思う。

というか、プレイ動画があったので、それを見て貰う方が早いかな。

こんなゲームをプレイしつつ、やがて、プログラムに興味を持つようになったわけだ。

碧の軌跡の感想【ちょいネタバレ有り】

というわけで、碧の軌跡をクリアしたわけですが、
ちょいネタバレ有りの感想を端的に書きます。

【続きを読む】

碧の軌跡クリア

碧の軌跡、やっとクリア。

※今回の記事は本筋に関するネタバレ無し構成しています。

それにしても、長かった。
いや、長かった原因はゲーム内ミニゲームのやり過ぎなんだけど。
買ったのが去年の9月末だから、実に7ヶ月掛かったわけだ。

それはさておき、とりあえず作品紹介。
まず、碧の軌跡というのは日本ファルコムの、
英雄伝説7の零の軌跡の続編ということで、
クロスベルという都市を中心としたRPG。

舞台はクロスベルという地で、2つの大国に挟まれた地域。
両方の大国から領土だと主張されている、政治的に厳しい土地。

いちおう、両国からの自治権を得て、
自治州という形で存続しているわけですが、
独自の軍隊を持てないなどの制約があったり、
その立地から来る、治安の悪さから、
黒い取引の舞台となったりと、結構大変な土地。

警察も、政治のごたごた(治外法権だなんだ)に巻き込まれて、
あまり動き回れない状況下で発足した
警察の独立遊軍的な特務支援課という部署の物語。

感想としては、面白かったけれど、
物語の緩急が激しく、一部、若干、作業になりつつあったので、
物語がサクサク進む英雄伝説6空の軌跡FC/SCのほうが面白かったと思う。

あるいは空の軌跡SC/3rdをプレイして、
殲滅天使のその後を知りたければ零の軌跡を。
さらに、その後を知りたければ碧の軌跡をプレイするよろし。

ちなみに、殲滅天使エピソードは、
空の軌跡3rdはPC版とPSP版があるけど、
PSP版は物語はかなりマイルドになっているので、
本来のシナリオを楽しみたければ、PC版をオススメします。
※この3rdのエピソード自体、零の軌跡の一部キャラの設定に関わってくるし。

具体的な感想はまた後日。

NS-C325購入

今月の散財。

YAMAHAのセンタースピーカーNS-C325
破格で売られていたので、思わず衝動買いしてしまいました><

まぁ、展示品の処分特価だったので、新品ではないのですが、
店頭で確認したところ状態は問題ナッシング。

元々、現在のホームシアターのスピーカーが、

フロント:YAMAHA NS-M525
センター:SONY SS-CN17
サラウンド:ONKYO D-057M(※サラウンドバックも同じ)
サテライト:BOSE 161
ウーハー:ALTEC ACS250

という、恥ずかしいまでのごった煮状態。

サラウンドのスピーカのしょぼさは、サラウンドなのであまり気にならないのですが、
さすがに、センターとメインの違いは違和感でまくりなので、買い換えを検討していた。

とはいえ、NS-M525に対応するNS-C525センタースピーカーは、
生産終了品なので、中古流通に頼らざるを得なく、なかなか、良品も出てこない。

そんな中、見つけたのが、このスピーカー。
スペック上はNS-C525には劣る物の、今よりは格段に音は改善するはずなので衝動買いです。
↓特に周波数帯域の違いで出てくる違和感はかなり軽減するはず。

項目 SS-CN17(以前の) NS-C525(理想の) NS-C325(今回の)
方式 1ウェイ
2スピーカー
バスレフ
2ウェイ
バスレフ
2ウェイ
密閉
ユニット 8cmコーン型×2 13cmコーン型×2
3cmドーム型×1
10cmコーン型×2
3cmドーム型×1
再生周波数帯域 85Hz~20kHz 57Hz~50kHz 60Hz~50kHz
インピーダンス
許容入力 40W 45W 50W
最大入力 120W 200W 200W
定価 5000円 29400円 21000円

このレビューは後日、気が向いたらするとして、
今回のこの衝動買いで、ちょっとお店に悪いことをした気分。

というのも、お店ではNS-325F×2本と、NS-M325×2本、NS-C325×1本が、
それぞれに値札が付いた状態で、販売されていた。
※スピーカーは、1本2本と数えます。

このように展示されている以上、お店の意図も分かったんだけど、
その意図も分かった上で・・・

自分「スミマセン、このセンターだけが欲しいんですが・・・」
店員「えっ」(※本気で驚いてた)
自分「あ、無理なら良いです」
店員「メインは要らないんですか?」
自分「メインは、この上位版を持っているんです。でセンターが無くて・・・
   いや、セットで買うのが普通というのは分かっているんですけど、
   ばら売りの値札が付いているので、差し支えなければ買いたいのですが。」

結局、その店員さんは、他の店員さんと相談したりして

店員「残ったのを売るのが大変ですけど、」
自分「あ、無理ならホント良いです。」
店員「その値札で出しているので、お売りします。」(※かなり泣きっ面)

いや、本当に、店には悪いことをした気がする。

それにしても、売れ残りがNS-325FとNS-M325か・・・
NS-M325は、まだ、コンポのスピーカーとして使っても良いけど、
NS-325Fは、どう見ても、センターがないと様にならないし、
ホントに悪いことをした気がしてしょうがない。

何はともあれ、早速設置したらこんなになりました:

問題は、これで何を見るか?だけど、どうしよう・・・

個人の携帯電話番号を契約解除後も持ち続けている業者

さて、連日お送りしている、コンピューターの歴史というか、
自分のゲーム史は、2~3日お休みして、最近のネタに戻ります。

さて、先日、こんな記事をあげた。
https://kerokero.org/wp/archives/883

要約すると、
1,ビルが出来て、テレビが難視聴区域となった
2,ビルの管理団体よって、CATVの難視聴地域契約に入った(契約者はそのビルの管理団体。)
3,地デジ移行で、難視聴区域ではなくなった
4,4月に「今年1月にCATV撤去のお知らせをした」と、説明する業者が突然の来訪し、CATVのケーブルを撤去。
5,聞いてないということで、撤去は延期。
6,(そのCATV業者自体好きではないので)急遽、別のテレビに申し込み。
という騒動があったわけだ。

実は、時系列としてはこれは正しくなく、実際には、 【続きを読む】

ハイドライドIIってゲームもあったね。

このところ、懐古主義的に、
自分がプレイしたゲームを順番に紹介していますが、今回はハイドライドII。

ところで、昨日の記事で出てきたドラゴンクエスト。
あれは、ファミコン初のRPG・・・とされている。

【続きを読む】

ドアドア

ドアドアといえば、中村光一氏の出世作。
これも、自分が幼少期にMZ-2500で遊んだゲームの一つ。

というか、MZ-2500は先日も書いたとおり、名機であり、迷機で、
過去のMZシリーズのコンピューターとしても動作した。

ドアドアはMZ-2500版は存在せず、MZ-2000版が存在する。
つまり、自分は、ドアドアをMZ-2500のMZ-2000モードで遊んでいたわけだ。

ドアドアのゲームは一見シンプルで、
主人公キャラを移動させて、襲ってくるモンスター達をドアの中に閉じ込めてしまうというゲーム。
でも、敵キャラの動きにバリエーションがあったりして、なかなか奥が深い。

今でも、iアプリとかで売られているらしい。

ところで、この中村光一氏は、昨日、ちらっと話題に出した堀井雄二氏と並んで超有名な2人。
あのドラゴンクエストの生みの親でもあるわけだ。
この二人が第1回ゲーム・ホビープログラムコンテストで準優勝(中村氏)と入賞(堀井氏)をとり、
出会わなかったらドラゴンクエストは生まれなかったと言っても過言ではない。
この辺の話題は、ドラゴンクエストへの道という漫画が詳しい。

そして、巷でドラゴンクエストが流行っていた時代、
自分がプレイしていたRPGと言えば「ハイドライドII」だったりする。

といったところで、また次回。

MZ-2500のゲーム~SPY001~

さて、連日お送りしているMZ-2500で遊んだゲーム。

その中でも、SPY001というゲームは、アドベンチャーゲームの黎明期のソフト。

主人公は産業スパイになって、ライバル会社から、
プロジェクトの資料を盗むという、ストーリーは普通なんだけど、
当時のアドベンチャーゲームは、コマンド入力式というのが主流だった。

つまり、ゲームスタートするとまず↓こんな画面が表示されてコマンド入力待ちになる。

この画像は自分が絵心がないという理由以上に、
本当に、線とべた塗りで構成される、こんな画面が表示される。

ここで、ユーザーがすることは「step on mat」と入力することだ。
これで、マットの上に載って、自動ドアが開くことになる。

その上で、「front」と入力すると建物中に入ることになる。
ちなみに、建物の中に入ると画面の再描画となって、数十秒待たされるのは仕様だ。

ところで、これらのコマンド、ほぼノーヒントである。
最初の、自動ドアが開いてない状態で「go front」とか、
やっても「コマンドの意味が分からない」と空しくメッセージが表示されるだけ。

数年前に流行った密室脱出ゲームに近いノリの無理ゲーが、このSPY001。

このゲームをもっと難しくしているのが、ゲーム中盤に登場するコンピューターだ。
登場したコンピューターの前で「use computer」とすると、
BASICのコマンド受付画面が表示される。
つまり、実際にコンピューターの中を探している体で操作しろという、
間違いなく、今のPCユーザーではクリアできない作り。

そんなゲームがあった時代もあるわけです。

ちなみに、このコマンド入力方式は、
かの有名なポートピア連続殺人事件のPC版がそうだったらしく、
作者の堀井雄二氏は、キーボードがないファミコンに移植をする際に、
当時オフィス系ソフトで流行始めていたコマンド選択方式を採用して、
その後の、アドベンチャーゲームがコマンド選択方式に変っていったのは有名な話だ。

そういえば、堀井雄二氏といえば、
昨日出したゲームのリストで気になる作品がありましたが、それはまた次回。