現在のWindowsにおいて、スキャナといえば大別して2つの系統がある。
TWAINか、そうじゃないかだ。
という冗談はさておき、Photoshop等のソフトと、
スキャナの間では、当然、画像データなどの通信が必要だ。
その、通信の規格で、古くからあるのがTWAINという規格。
Photoshop等のアプリケーションから、スキャナソフトを起動して、
スキャンした結果を、Photoshop等に返すという形で動作する規格だ。
その一方で、WIAという規格もある。
端的にいうと、
「TWAINはスキャナ独自の機能を使えるが、
スキャナ毎に用意されている、スキャナソフトの使い方を覚えないといけない」
「WIAは、その機種でも同じUIを持っているが、
スキャナの機種によって異なる、独自の機能が使えない」
といった違いがある。
んで、PhotoshopElements11は、というか、9以降は、
インストール直後の状態ではTWAIN対応スキャナが使えない。
どういうことかというと、PhotoshopElementsで
EPSONのスキャナを使うと、EPSON Scanという専用ソフトが起動して、
スキャンする段階で、モアレ除去やホコリ軽減などの、
オプションが選べていたのだけれど、それが使えなくなったわけだ。
一応、EPSONのスキャナは、WIAにも対応しているので、
スキャンは出来るけれど、これは不便。
というわけで登場するのが、PhotoshopElements11でTWAINデバイスを使う方法だ。
方法は至って簡単。
Photoshopをインストールしたフォルダ内に
「~\Optional Plug-Ins\Import-Export」
といったフォルダがあり「Twain_32.8BA」というファイルがある。
それを「~\Locales\ja_JP\Plug-Ins\Import-Export」にコピーするだけでいい。
※「~\Locales\ja_JP\Plug-Ins」に「Import-Export」フォルダが無ければ作る。
TWAIN対応させるためのモジュールは、
オプションとしてインストールされているんだけど、
標準では使えないようにされている。
それを、使うための場所にコピーするだけでok。というわけだ。
公式サイトにもちゃんと、(Elements10の時の)FAQとして乗っているので、
合わせて読むよろし:
http://helpx.adobe.com/jp/photoshop-elements/kb/cpsid_87214.html